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隔月で発売されているギタードリーム誌に3重奏用のアンサンブルの編曲譜を連載していますが、昨日、次号の原稿の締め切りでした。

毎度、ぎりぎりで仕上げてますね。^^

今度の曲はヴィヴァルディです。




そして、来月号から4回、現代ギター誌のテクニックレシピのコーナーを担当することになりました。

私のコーナーでは右手のテクニックについて検証していきます。ギタリストによって様々な奏法がありますが、自分はバルエコのもとで勉強してきたものを説明していくことになると思います。

がしかし、原稿を書き始めたのはいいものの、とても4回では説明がしきれません。

とりあえず、ピーボディ音楽院でひたすら研究し、バルエコからも細かく教わったものの一部をなんとか説明していきたいと思います。

そうそう、バルエコ奏法というと、アルアイレを使ってアポヤンドを使わないというイメージを耳にすることもありますが、実際にはバルエコはアポヤンドを沢山使います。

実際に私もバルエコのレッスンを受けていて、頻繁に「なんでアポヤンドを使わないのか?」と指摘されました。
彼の演奏を見ていても実際に多用しています。

そういう意味ではイメージって怖いですね。


とまあ、右手のはじき方については匠技研で現在検証していっているので記事の素材には困らないのですが、1つ大きく疑問に思っていることがあります。

よく、右手の指をこう動かすと良いとか、角度がどうのこうのといった話が出ますが、これってそもそも何奏法という分類を出来るものなのでしょうか。

合理的な演奏法を検証していって、その後で、巷でよく言われているような他の奏法の本などを見てみましたが、かなり同じ内容が掲載されています。そして、そのギタリストに関連するHPをみると、バルエコなども○奏法に沿っていることを実行しているなどとも書かれているのです。

 実際にその奏法を踏まえて研究したとは聞いていませんが、そのやり方を実行しているということは、そもそもその段階でそれは特定の奏法ではないのではないかという疑問が出てきたのです。右手の弾き方、左手の押さえ方云々というのは、奏法ではなくて人間の骨格構造から見たたんなる見解にしか過ぎないのではないかとも思えます。骨格から紐解いていけば、上達して無理なく演奏できる姿勢を見つけたら、誰でもその姿勢に大差はないと思いますよね。

 私が師事してきたバルエコに関しては、音楽表現を作る前段階として綺麗な音が出るように指の動きをまず手始めにやりました。それがまた長い道のりなんですが。
 まあ、おそらくそれも踏まえると弾き方も○奏法という項目の中に含まれるのかなという解釈も出来ますね。
とかなんとか薀蓄を並べていますが、結局は私も自分が触れてきたものをバルエコ奏法と呼んでいるので、単なる個人的な疑問ということなんでしょうね。


そんなことを考えていると、テクニックレシピでは単なる弾き方を解説すればよいのか、あるいはバルエコが伝えている独特な部分を検証した方がよいのか・・・。

う~ん。


4回の連載でどう伝えていくか、、悩みどころですね。

しかし、この悩むのが楽しいですね。ちょっとした盲点等が次々に発見できます。





ではでは、お楽しみに!!

今日はつくば市ふれあいプラザにて第6回目になる発表会を行いました。

もう6回目になるんですね。

台風が少しずつ近づいてはきていますが、幸いまだ影響はなく天候には恵まれました。

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この会場もちょくちょく利用しているので、会館の方とも打ち合わせがし易くなってきました。


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午後1時に開始して、午後4時半くらいまでやっていましたね。皆さん熱演の連続だったと思います。また次回を目標に頑張っていきましょう!

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やはりギターは1人で練習している時間が多いと思うので、この様に交流の場とすることが出切ることははとても良いなあと思いました。

それにしても今週はとても忙しい一週間でした。

ギター文化館での12月のコンサートに向けて少し充電期間が持てそうです。プログラムも少し変えようかな。

何を練習に加えていくか検討していきたいと思います。


とにもかくにも、今日はお疲れ様でした。

 バルエコ先生は、レッスンや音楽のことについては、生徒にとても厳しく、細かいことも要求する先生です。しかし、それは、生徒に本気で向き合っているからそうなるのであって、普段は非常に優しい人です。


 あるとき、妹が具合が悪くてレッスンを休んだ時、私はレッスンをいつもの様に受講しましたが、妹が来れないということを知ると、レッスン後にアパートに来てくれて病院に連れて行ってくれたのです。まさか、先生が連れて行ってくれるとは思っていなくて、病院でも医学的な難しい英語もあるので先生がかなり助けてくれました。



そういえば、自分も一度だけ優しくおおめにみてもらったことがありましたねぇ。

それは、バルエコ先生の誕生日にスタジオの生徒を集めてパーティーに呼んでもらった時の事。

 アウローラギターカルテットでいつも一緒だったラファエルとバルエコがサングリアというお酒を飲んでいました。結構甘い味のするアルコールで、自分もわけて貰うと、とても美味しかったので、つい進んでしまいました。

 それを見ていた先生とラファエルは、私が酒に弱いことを知ってるので、もう辞めておいた方がよいと言ってくれたのです。

ですが、時すでに遅し!


サングリアで初めての二日酔いを体験しました。


さらに、運が悪く翌日がバルエコ先生のレッスンだったのです。


妹に、胸がむかむかして頭が痛く具合が悪いから欠席すると伝えてもらいましたが、妹が帰宅すると、先生も他の学生も笑ってたよ、だという反応だったそうです。

休んだ理由が、風邪でもなく、前日のサングリアだったのがものの見事にお見通しで、逆に心配してくれていたのでした。

自分は「酒」が理由で休んだら、こっぴどく怒られると思っていましたが、先生の気遣いにはとても嬉しかった覚えがあります。


厳しいときは、本当に厳しいですが、本当に優しい先生だということが厳しさからも、また、日常の優しさからも感じることが出来ました。


バルエコ先生には、また、日本で演奏しとほしいなあと思います。

スペインへの出発までもうすぐですが、レッスンの合間などに練習をしています。


練習の中では、ゆっくり弾くことも多々あります。
とくに、私は練習の時間が取れないときほど、ゆっくりと弾いて練習をします。ゆっくりと弾くことによって、普通の速度で弾いている時よりも数倍曲の仕上がりが早くなることもあります。

たとえば、しょっちゅう弾いている曲の場合は、ゆっくりと2-3度じっくり練習すれば大体大丈夫な状態にもっていくことも可能です。


しかし、ただ単にゆっくりと弾いているわけではなくて、頭の中はフル回転しているのです。だから、私は普通に弾いている時よりもゆっくり弾いて練習している時のほうが疲れを覚えます。

では、ゆっくり弾いているときには具体的に何を目的としてやっているのかですが、簡単に言うと2つあります。指の動きの確認と暗譜の確認です。たったこの2つのことなのですが、それぞれ確認していることについては、とてもここに書ききれるような内容ではなくなってしまいますので、必要な時にはレッスンのときに言いますね。
もちろん、普段のレッスンでもよく話したりはしていますが^^。


いつか、こういうことを取り上げた講習でもやりたいなあ。^^

明日のコンサートに向けて練習をしていますが、合間にコーヒーを飲みながらやっています。

練習は結構集中する作業なので、とても疲れますよね。だから、こまめに休憩をとったほうが練習自体にも効果があると思います。
ただ、休憩の合間にギターを弾くということにはならないように^^。


長時間、弾きたくなる時もありますが、同じ姿勢を保ったままになるので身体にも負担がかかってしまいます。たとえば1時間練習して休むとか一曲練習したら一息入れるとかすると、意外と身体にも時間的にも負担が少なくて良いかもしれません。

そして、休んでいるときはギターのことは考えない!

弾いていない時もひっきりなしに考えていると悩んでしまいますよ。もちろん、ビジュアライズや暗譜をするときは楽器を持っていなくても集中して頭の中で練習するんですが。
 休んでいるときにあまりギターのことを考えないようにすると、再び弾きはじめるときの集中力アップのトレーニングにもなります。

「考えないことが考えること」にも繋がってきたりします。


さあて、私もまた練習します!

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