2019年06月

ブログは普段は投稿が多くないのですが、遠征では多くなる傾向があります。
自分の記録にもしているためです。

16日、日曜日はカフェふらっとでギター二重奏の会でした。

事前のリハーサル付きです。これはリハーサルというよりは半分レッスン半分練習という趣き。

ソロでのレッスンは言葉で説明をしたり手本として弾いたりしますが、二重奏だとそれに加えて一緒に弾くことにより、説明したいことが直に体感してもらえるという思いを込めています。

音楽的な事を先導したい場合は引っ張ることも出来、相手を引き立てる時には引き立て役に徹する。

アンサンブルの場合は自己主張のみでは成り立ちません。

相方を立てることも必要不可欠で、それが打ち合わせてやる箇所もありますし、その時の突発的な判断ですることもしばしばです。

音符の出るタイミングや強さなどは耳を良くすれば可能ですが、「一つの曲を一緒に作り上げる」というのはお相手の思っていることややりたい事を感じ取りながらいかなければなりません。

日曜日は、各演奏者の方と、少しでも曲を作り上げられるように行きましたが、皆様、とてもアンサンブルも好きなんだと良く伝わってきました。

これは曲の難易とは別のことなので、音楽をしていて至福の時です。

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ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました!

ラジオで呼んでいただいたヘレナさんも駆けつけて下さり嬉しい限りでした。

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またご一緒に音楽を出来たら良いなと思いました。

納沙布岬の帰りは、阿寒湖温泉を経由して札幌に戻りました。

阿寒湖温泉にはアイヌのお店が軒を連ねていました。

せっかくなので、アイヌ料理のお店で夕食を摂ることに。

ポロンノというアイヌ伝統料理のお店。

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まず飲み物。
マリモスカッシュというソフトドリンク。
マリモも食べらると聞き、どんな味がするのかなと思いましたが、とても美味しかったです。
タピオカに似た感じと言えばイメージを持っていただけるのではないでしょうか。これは珍しさ、味共にとてもオススメです。

写真が保存出来ていなくてアップ出来ずです。

食事は、まずこれ。

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ポッチェイモ。ジャガイモを自然発酵させたものです。保存料理で塩で味を整えます。


そしてチェプ(鮭)セット。

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オハウ昆布と塩だけのスープにキノコや山菜が入っている。

メフン、鮭一本から一筋しか取れない血合いの塩辛。

アマム、豆、いなきび、キトピロを一緒に炊き込んだご飯。

この三点。

スープとご飯は美味しかったです。
そして、メフンはお酒のつまみに合いそうなものですね。私は車移動でしたので、その良さがまだつかめずといったところでした。

食事が終わる時間に、偶然ですが、火祭りの舞踊が見られると聞き、ホールに足を運んでみました。

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伝統的な歌と舞い。
それから音楽。

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どれも、初めて目にして、素敵なものだと思いました。
トンコリという5弦の弦楽器がありますが、とても綺麗な音色です。
箏に似ており柔らかい音にしたのがトンコリのイメージに近いかなと思います。

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終演後、アイヌのアーティストの方と話す事が出来ましたが、5弦で音の高低の並びはバラバラだそうです。

日本人の中に、このような素晴らしい文化があるのです。もっと広まれば良いと思います。

わずか一日半という短いオフで、当初は、納沙布岬岬までの往復のみになると予想していましたが、立ち寄るところ全てが興味を引くものばかりで非常に良い旅でした。

岬めぐりになっております。

昨日の夕方からえっちらおっちらと移動を始め、日本最東端に着きました!正確に言うと本土最東端ですね。ちなみに日本最東端は南鳥島。

今回の目的地は納沙布岬と決めて、ぶらり旅のスタートです。

では、行程順に。

札幌から納沙布岬までは約440キロ。
昨年訪れた日本最北端、稚内の宗谷岬よりも長距離ドライブです。

一日半で充実した旅を作りましょう。

今日は全国的に天気は大荒れのようですが、雨も降っていません。

根室半島の付け根辺りで、カーナビを拡大表示してみると、気になる所がいくつも映し出されます。

パッと目に入ってきたのが、アイシン岬。
まずはここに寄り道をしようと国道からそれました。

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これがアイシン岬。

地図で確認してもどこから入って行けるのかが分からず、写真とは反対側にも行ってみました。

ずっと続いている小道を見つけたので、「これだ!」と思い進んでいくと、、、

民家!

小学生くらいの男の子が外にいたので岬はどこから行くのか訪ねると、家から家族皆様が外に。

岬への行き方を教えて欲しい事を伝えると、皆様笑顔になり「アイカップ岬ですか?」と。


私はアイシン岬だと思い込んでいたのですが、よく聞いていると違う岬の事を説明してくれているのに気が付き、アイシン岬は一般人は行けないこと、愛冠岬が隣の岬で名所だと知り、愛冠岬に行くことにしました。

愛冠岬に着くと、駐車場から林道が延びています。
林道途中には博物館があり、非常に多くの地域の動植物の展示がされていました。

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林道を歩いていると、キタキツネとエゾシカが迎えてくれました。

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愛冠岬は『できそうもない困難を乗り越え愛の栄冠を得る』との思いで名づけられました。原名はアイヌ語でアイ・カップ(矢の上のもの)の意で、矢の届かないところから『できない、届かない』という意味も持っているそうです。

次は涙岬

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涙岬には以下のような言い伝えがあります。

【涙岬(乙女の涙)・立岩の物語】
 涙岬、立岩を訪れると、この地の古老の話が思い出されるのである。昔、鰊(ニシン)漁が華やかなりし頃、厚岸の若者と霧多布の網元の娘が恋に落ちた物語である。ある嵐の日、厚岸から船で霧多布へ向かう時、ここまで来て座礁し、若者は海の底へ消えてしまった。それを知った娘は、この断崖に立って泣きながら、声をかぎりに若者の名前を呼び続けていたと云う。今でも、この岬を訪れると断崖に悲しい娘の顔を見ることがきる。又、立岩を訪れると、愛する娘の悲しい叫びに向かって一歩一歩、岸にたどりつこうとする若者の姿を想わせるものがある。嵐の夜には、娘の悲しい咽で泣きと、若者の恋こがれて叫ぶ声が風と共に聞えてくると云う


涙岬から立岩も望むことが出来ます。

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さてここから納沙布岬岬に向けて進みました。
しかし、よくキツネを見かけます。

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移動距離が400キロ以上あるので、ナビで表示される、あと何キロというのが100キロを切ると、ついにご近所に入ったぞという気分。

そして、ついに到達しました。

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納沙布岬!!

日本で民間人が行くことの出来る最東端です!

北方領土の事があるので、そこも含めたら最東端とは言えないのかも知れませんが、まあ、政治的な事はここではなし。

それから灯台。
北海道最初の灯台のようです。

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宗谷岬もそうでしたが、日本の端に来ると、色々な事を考えさせられます。

海外からの芸術をして生活していますが、日本の知りたいことがまだまだ沢山あります。

ひまわりヘレナさんのラジオ番組に出演させて頂きました。

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昨年のクリスマスに商船三井さんふらわあ号の船上ライブをさせて頂きましたが、苫小牧で一旦下船した際に、ウトナイ湖道の駅に立ち寄りました。

その時に道の駅で知り合ったのがヘレナさん。
クロアチア出身の方で、立ち話をしている内に次の来道での出演が決まり、今日に至りました。

サッポロカロスというFMラジオです。

私は11時30分からの予定でしたが、スタジオに早く到着したこともあり、予定時間を待たずして早々に出演。

シンガーソングライターのNORIKOさんもスタジオにおり、ヘレナさんと三人ではじめからすっ飛ばして行きました。

ヘレナさんから、「せっかくだからセッションしたら」という提案で、いきなりセッションをすることに。

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その場で曲を決めて、打ち合わせもほとんどせずに一曲。

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クラシックを演奏することは想定してきましたが、ポップスをシンガーソングライターの方と突然セッションするとは想定外でした。
しかも、予定の出演時間よりも前!!(笑)

こういうノリは好きですね。

クロアチアの話やその他色々な話で楽しませて頂きました。

ソロも一曲演奏させて頂きました。

また次回の出演も決まりました。
次回は11月1日です。

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どうもありがとうございました。

さんふらわあ号の往路、大洗から苫小牧で船上ライブをさせて頂きました。

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今回で4回目。

今回は初のさんふらわあふらのでした。
ですので、船のスタッフの方も皆さまはじめましてでした。

ついにというべきでしょうか。4回目にして、波が大きく揺れるライブとなりました。

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演奏開始時は、揺れの影響で気持ちが悪く、試練のスタート。

船のスタッフの方も、揺れが大きいからお客様が集まるか不安と仰っていましたが、30名ほど集まったでしょうか。

そして、翌朝のライブ。

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朝になると横揺れが大きかったですが、昨夜よりも多くのお客様にお集まり頂きました。

全体的にはとても快適な船旅でした。

下船して真っ先に向かったのは、夕張の石炭博物館。

昨年の秋の北海道ツアーの時に、石炭博物館に足を運ぶつもりで夕張まで行きましたが、なんと定休日!!

演奏のオフの時間のぶらり旅なので、こういうこともあります。

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きちんと事前に調べて行きましたので、今回は無事に入館!(笑)
さて、そして、なぜこうまでして石炭博物館を訪れたいのかというと、理由は2つあります。

一つは、私の祖父が福岡県大牟田市の三池炭鉱に勤めていたことがあるので、夕張も見たかったということ。

そしてもう一つは、ギターです。

石炭博物館がどうしてギターと繋がるの? と思うかと思います。

しかし、ギター好きな私としては、ここは避けられない場所。

ギター制作家の三浦隆志さんのお父様、三浦徳四郎氏が、この石炭博物館設立時の初代館長なのです。

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石炭で栄えた地が落ちるところまで落ち、そして街が再興するようにと皆様が頑張っているのがとても伝わってきます。

ギターファンの皆様も、北海道を訪れるさいは、知る人ぞ知る通なギター愛好家のための名所として行ってみてください。

明日はラジオです。
今日はゆっくり休みたいと思います。

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