2017年06月

夕方まで、スペインギター音楽コンクールの一次予選会でした。

今回は、私は審査ではなく録音媒体の再生担当。

10月に皆様の演奏に触れるのが楽しみです。
スペインギター音楽コンクールでは、今年から新しい賞が設けられます。

マドゥーロ賞・マドゥーラ賞。
惜しくも本選に進めなかった45歳以上の参加者の中で優れた方を選出して賞を差し上げるというもの。
マドゥーロは男性、マドゥーラは女性です。

受賞すると、ニューイヤーコンサートに参加することも可能になります。

さてさて、今回の一次は前述のとおり、審査員ではなかったので、個人的な感想を少しだけ。

「自分はこう弾くんだ!!」

というのがもっと伝わってくると、さらに良くなるのになと思いました。

録音は、生で聴くよりもやろうとする表現が伝わりにくい部分があると思います。

自分の望む表現、音色を出すために、自由自在に楽器を操る技術を研究して練ってはどうだろうと思いました。

第一次予選が終わり、その後はリハーサル。

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とても楽しみです!

今月の終わりと来月頭に三管一弦のコンサートを行います。

6月29日が、千葉県野田市の平左衛門。
7月1日が、茨城県土浦市のAMOR。

オカリナ・ケーナ・フルート・ギターのコンサートです。

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旋律楽器の上の3つの管楽器が組むということは、まず見られないと思いますが、そこをやってしまおう!!
という、意気込みでグループを組みました。

それぞれの管楽器に特徴があるので、編曲する際は、それぞれがバッチリ活躍出来るように心がけながら作業をしています。

1月にはじめてコラボという形でやってみましたが、定期的に演奏をしていく予定ですが、グループ結成最初のコンサートです。

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コラボという形では、昨年、和楽器の方ともご一緒しました。そちらのほうも、また演奏したいなあ、なんて思っています(*^^*)

来月は来月で、色々と演奏もあります。
また、間を開けずお知らせ致しますので、よろしくお願いいたします!!

18日、つくば市のカピオホールにて、ミュージック・プラントの発表会COMPUSが行われました。

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今年は、約110名もの生徒さんが参加をしたそうです。

私は、講師演奏でジャズギターの田中真理先生とDUOをさせて頂きました。

・ラムのラブソング
・鐘の響き

の2曲をご一緒しました。
田中先生にとてもお洒落なコード付けにしていただき、とても勉強になりました。

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秋に都内でコンサートをする計画も浮上。
詳細が決まりましたらお知らせしたいと思います。

自分の演奏が終了し、少し片付けて廊下を歩いていたら、メーテルの門馬瑠依先生と遭遇。

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講師演奏最後は、ゴダイゴのTHE GALAXY EXPRESS 999。

打ち上げの席で、お世話になっている皆様と。

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毎年、ジャンルを越えてご一緒させて頂き、貴重な経験をさせて頂いております。

スタッフの皆様も、すべてにおいて本当に素晴らしいと感じました。
皆様、大変お疲れ様でした!

前記事では、どのくらいの時間練習するかという事よりも、いかに密度の濃い集中した練習をするかと言いました。

実際には大きく分けると2つの練習があります。

1.ギターを持った時の練習
2.ギターを持っていないときの練習

練習内容は人に見せるものではないので、紹介はほとんど出来ませんが、日常生活で無意識にしていることを少々。

例えば、車などを運転している時。
・近づいてくるある目標物を定め、そこを通過するまでにワンフレーズをぴったりのタイミングで歌う・・・とか。

・ブレーキを踏むときは、rallでブレーキの加減を変えないでピタリと止まるようにするとか(その間、もちろん練習している曲の一節を歌いながら)。

・運転している時は、私にとってギターの最大の練習時間です。
 頭の中で、すべてを演奏する。時には頭の中で運指の変更をしたりもします。

細かいことを挙げると、数えきれないので書きませんが、実際には、日常生活での動作のほとんどが、無意識のうちに音楽に作用されている感覚があります。

あとは、ギターを持った時に再現すれば良いのです。

ここからは余談のような内容ですが・・・

もちろん、そこに至るまでには、レッスンで色々と修練をさせられました。
よく先生に言われたことは、「考えろ!」です。

そして、「練習しろ」ではなく、「修練しなさい」と言われました。

先日書いた記事で、一つの音について、何度も何度も音色を追及するレッスンがあったということに触れましたが、まさにそこが修練の入り口です。
そういったことを私にぶつけてくる生徒はなかなかいないのですが、その子のおかげで、少しだけ書く気持ちになりました。

一度のレッスンで、一行しか見てもらえなかったという事をしばしば耳にすることがありますが、そういったレッスンは、受講生にとっては非常に素晴らしいことです。

なぜなら、私たち音楽家は曲を教えているのではなく、音楽を教えているからです。

あ~・・・。
言葉だと説明しきれません(笑)

ある時、私はバルエコ先生にある希望を言ったことがありました。
「GFAコンクールを受けたいのですが良いでしょうか??」

その時のバルエコ先生の答え。
「ケイシは、コンクールで賞が欲しいの?それとも音楽を勉強したいの?」

なぜそう言われたのかも説明してくれました。
「レッスンは時間の限りがある。その中で音楽を教えてあげたい。」

コンクールは、ある意味で目標の指標になることはある。
しかし、本当に音楽を追及するなら、コンクールに時間を費やすのはもったいない。

審査員もやっているのでこう言うことを発言するのは複雑ですが、音楽家としてはそう思います。

そう考えると、楽器を持っての練習、持たないときの練習は、「音楽」をするためです。
抽象的な話ですね。

今日はタイトルにしたように「いつ練習しているのか」ということについて。

時折、人から、「いつ練習しているんですか??」と聞かれることがあります。
コンサートではソロのほかに、ギター重奏や他楽器とのアンサンブルなどあり、いくつかの演奏が重なる時期には、同時に数十曲抱えていることもあります。

そういう時を思い浮かべると、たしかに、「自分っていつ練習してるんだろう・・・」と思うときがあります。

レッスンの日は、一日中レッスンをしていますが、ギターを抱えて弾いているといっても自分のコンサートの曲ではありません。つまり、自分の練習時間はレッスンの合間のみ。

たまにある休日は、ギターから離れたいのでほとんど練習せず。

となると、本当にいつ練習してるんだろう・・・笑。
もちろん、自分自身では、コンサートに向けてどのように準備しているかは分かっています(笑)。ただ、過去を遡るようにして思い浮かべると、「練習」というカテゴリーの時間っていつ確保しているのだろうと、曖昧に思えてしまう。

ここで、私が普段から思っていることですが・・・
私は練習が嫌いです。

本当に練習が嫌い。

ただ、ここで勘違いをして欲しくないのは、練習が嫌い=練習しない、ということではないこと。
そこで常日頃、頭にあるのは、

「いかに楽をして弾けるようになるか」

です。
これも、勘違いしないでおいて頂きたいですが、「テキト~にポロンポロン弾いて弾ければ良いや~」というものではありません。

色々なコンサート、曲目を抱えていると、1曲に多くの時間をかけることが出来ません。
そこで必要になるのが、いかに密度の濃い練習をするか、です。

練習することで大事なのは、一日〇時間弾く、という事ではなく、いかに集中した時間を持つかという事。
子供さんなど、音楽に触れる習慣を身につけなければならないような生徒には、「一日〇分」練習してね、という指導をしますが、自分のように常に音楽の時間という生活では、そのやり方は意味がありません。

普通なら10回弾いて覚えるところを、1回で覚える練習をしていく。

そう心がけて研究していると、あっという間に何時間も過ぎていたりするんですけどね(笑)

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