2016年06月

静岡の旅の2日目から各所巡りましたが、大瀬の神池の後に宿に戻り朝食。
そして、その後すぐに出発。

西山本門寺に行きました。
このお寺に行ってみたいと思ったのは7~8年前。ようやく実現することが出来ました。

ここの見所は、「織田信長公の首塚」。
富士宮市の山の中にあります。

まずは入り口。
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黒門という門です。
門をくぐると、木に覆われた参道が伸びているのがまた幻想的にも見えてしまいます。
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黒門の前には上のような看板も出ていました。

真っ直ぐ伸びている参道。
ところどころある石段も見るからに古そうな石段です。
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静けさに囲まれた参道で人っ子一人いません。
出店も一つもありません。

ところどころに、アジサイが咲いていました。
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地図で確認したら、黒門から本堂まで約700メートルくらいの参道だということが分かりました。
当時、信長の首と父・原篤胤、兄孫・原清安の首を持って西山本門寺にたどり着いた原志摩守宗安は、どのような気持ちでこの参道を通って行ったのでしょうか。

参道の途中にはいくつかの坊がありました。
それらを横目に見ながらさらに進むと、境内が見えてきます。
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お堂は、かなり大規模なものでした。
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写真で確認が出来ますが、このお寺には賽銭箱がありませんでした。
参拝客向けのお寺ではないのかもしれません。

境内の左側には、梵鐘があります。
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中央には、大銀杏が2本並んでいました。
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お参りを済ませたら、本堂裏にある信長公の首塚へ。
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見るのが、なんとなく怖い気もしました。
なにせ、あの織田信長ですからね。

そして、首塚に。
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実際にその場に行って、首塚を目にすると、思っていたよりも明るい気がしました。
首を納め、信長公の怨念が出てこないように柊(ひいらぎ)の苗を植えたと言われています。
その柊の木の大きいこと。。

案内板に書いてあるように、天皇家とも関係があり、信長の法号も記してあるということは、やはり、これが本物だという証なのかもしれません。

推測するに、本能寺お変後、支配を強めていった秀吉にとっては、実権を握ることが重要で、その後の信長の行方についてはあまり関知しなかったのではないか。あるいは知っていてもわざわざ騒ぎ立てるようなことはしなかったのではないかと思います。

革新的なことを行っていった信長公。
時代は常に流れているということを実感させられた気がしました。

700メートル程の参道、広い境内、そして重要な史跡。
ここにいる間、誰ともすれ違うこともなく、私のみだった空間、のんびりと散策を楽しみました。
歴史ファンにとっては必見の西山本門寺です!!

西山本門寺のあとは富士宮市内に戻り、富士山本宮浅間大社へ。
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ここは全国各地にある浅間神社の総本社。

富士山の湧水も出ています。
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夏越大祓式が30日に行われるというので、私も大祓いをしてもらうことにしました。
今年前半のけがれを祓うというもの。

これは、是非やっておかないと~~。

この後に、この浅間大社を訪れた目的の一つ。
富士見石を探しました。

社内を探しても見つからず、人に尋ねたところ、敷地の外にあるということが分かりました。
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織田信長が甲斐に遠征に来た際、駿河の国を廻っていったのですが、この石に座って富士山を眺めたと言われている石です。

順番的には西山本門寺の前にこれを見るのが先だと思うのですが、そこは愛嬌ということで^^

織田信長巡り・・・

信長ゆかりの史跡をたずねて
http://blogs.yahoo.co.jp/kcsumi/52760610.html
信長ゆかりの史跡をたずねて 2
http://blogs.yahoo.co.jp/kcsumi/52760931.html?type=folderlist

以前は、上記リンクのようなところも巡りました。
まだまだ、色々なテーマを考えて各所訪れてみたいです。

さて・・・
昼食ですが、富士宮と言えば、これ!!
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富士宮やきそば。

塩味とソース味の両方を食べられるハーフ&ハーフ。

富士山の湧水も飲みながらの「富士宮やきそば」
とても美味しかったです!!

次の記事は・・・
「身延山久遠寺編」です。

昨日から1泊(6月28日~29日)で静岡に行ってきました。
珍しく連休になっていたので、ゆっくりしようかと思っていましたが、少し前にネットで「これはどこだ??」という画像を見て、予定を組みました。

今回行ってきたのは、大瀬岬(神池)、西山本門寺、富士山本宮浅間大社、身延山久遠寺。

28日はスロースタート。
まずは、リフレッシュしてから移動開始。

天気予報では、28日から3日間ほど雨の予報なので、久しぶりに雨天での旅になると諦めていました。
移動中はもちろん雨・・・。

まあ、初日は移動して美味しい物でも食べて温泉に浸かってゆっくりするつもりでしたので、雨でも全く構いません。

沼津港の近くで、「海賊亭」という店が目に入ったので入ってみました。
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店の名前だけに惹かれて入ったようなものです。

マグロ定食。
ちょっと割高だなあと思いながら注文しましたが、配膳されてくると、思っていたよりも刺身が多かったです。

美味しかった!!

ということで、初日のブログネタはこれだけ(笑)!!

翌29日も天気予報は雨。
当初計画した行程は、西山本門寺、浅間大社、大瀬の神池でした。
中でも大瀬の神池が、今回旅をしたくなった理由です。

ネットで見つけたのは以下の画像。
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はじめ見たときはどこか海外か、あるいは合成かと思いました。

しかし、調べてみると西伊豆にこれがあることが分かり、「それならば行ってみるしかない!!」と思い、計画実行~。

海の中に突き出た細い岬の先端に淡水の池があるのです。
ね?
これは、見に行くしかないでしょう^^

でも、天気予報が雨・雨・雨。

いつも天気には助けられる私ですが、今回ばかりはダメだと思いました。
本当ならば、夕方にこの神池に行き、海の向こうに見える富士山と夕日のツーショット。そしてその手前に大瀬岬という写真を撮りたかった・・・。

雨ならば、大瀬の神池には朝のうちに行こうと思いました。

こういう時というのは、早く起きるのが全く苦にならないのですね(笑)
というわけで、目覚ましが鳴るよりも早い5時30分に起床!!

そして、5時45分に宿を出発しました。
宿から大瀬岬までは車で40分ほど。

早朝なので、道も空いてて快適。

さて、現場に着いてみると、ここはスキューバダイビングが行われているところだと知りました。
海岸沿いにスキューバのスクールや店が何件も並んでいて、店先にはボンベが沢山並んでいます。

その間を歩き、岬の先の方へ向かいます。
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大瀬岬には、ビャクシンの樹林があります。
生息最北端で、中には樹齢1000年くらいの木もあるようです。
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ということは、様々な災害などが起きても耐え抜いてきた岬だということなのだなと思います。

さて、この大瀬の神池。
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大瀬神社が岬にあり、その敷地内ということになります。

池の直径は50メートル程度。
ドーナツ状に陸があって、外側は海です。
陸の細い部分では15メートルくらいしかありません。

上の写真だと、天気が良ければ、木と木の間に富士山が見えるはずなのです。

池の方(ドーナツ型の内側)では、外側の海の波の音も聞こえなくて(べた凪でしたが)、茨城の近所の池にいるのか??と錯覚してしまうほど。

でも、20メートル程度の茂みを超えて外側に行くと、
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こんな景色です。

この神池は、海が荒れて波が入ってきても淡水を保っているそうです。
また、池には、コイやフナ、その他淡水に生息する生物が3万匹ほどいると言われているそうです。
実際に、コイが顔を水面に出しながら沢山泳いでいました。

池にいたずらをしたり、池の生物に害を与えると、行ったものは死に至ったり、精神喪失、あるいは不慮の事故などに遭うそうで、実際にそういうことが起こっていると掲示板に書かれていました。
そのため、池の実地調査も行うことが出来ず、水深も不明で、どうして淡水がここにあり淡水を保っているのかも謎で、伊豆の7不思議の一つになっているそうです。

一説によると、富士山の湧水の源泉がここにあるとかないとか・・。

でも、透明度は極端に悪いので、湧水があるならもう少し綺麗でも良いのになあと思ったり・・・。

池の周りは1周出来るように遊歩道になっていますが、とても不思議で変な感じのする所でした。

宿に戻る途中に大瀬の岬を望みました。
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天気が良ければ、岬の真後ろの海の向こう側に、大きく富士山が見えます。

もう一度行く理由が出来ました!!
そういえば、大瀬を歩いている間、雨が止んでいました!!

ラッキーでした^^

宿に戻ったのが午前7時40分。
8時の朝食に丁度良かったです。

次の記事は・・・
「西山本門寺と富士山本宮浅間大社編」です。

今日、スペイン音楽ギターコンクールの第1次予選、録音審査が行われました。

行きは、色々とハプニングがありました。
時間に余裕をもって最寄りの駅に着き改札まで行くと、電車が遅れている掲示。
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どのくらい遅れているのか次の電車の予定時刻を見ると、7時19分の電車が次と表示されています。

私が駅に着いたのが8時15分過ぎ。

かなり遅れていると思い、駅員に「次の電車はあとどのくらいで着く予定か?」と聞くと、まだ土浦で準備中とのことだったので、即、車で都内まで行くことに変更。

ナビが示す到着予定時刻は集合時間の15分前。

しかし、三郷を過ぎてから首都高が渋滞。
掲示板も真っ赤!!

「こりゃだめだわ・・・」

と思い、八潮PAへ。
ちょっと休憩してから、再び本線に戻ると・・・

あれよあれよという間に、目の前の渋滞が解消されていきます。

「あたしゃ、都会のモーゼになったか??」

とは、思いませんでしたが、、、
目の前の車が一気に流れていくので、余裕を持って集合時間に間に合うことが出来ました。

録音審査。
今年は、私は媒体の再生係をしました!!

皆さん、頑張っている演奏だなあと思いました。

さて、その後の夜は、東京駅へ。

とても有意義なミーティングでした。
また新たな試みが出来そうな気がして、とても楽しみです。

実現出来たら良いし、是非、実現出来るように頑張っていきたいと思いました。

声をかけていただき、とても嬉しかったです。
内容は、実現に向かっていきましたら、お知らせいたします^^

今日は、アナ・ヴィドヴィチさんのギターリサイタルが横浜市の青葉台フィリアホールで行われたので行ってきました。

一昨日の茨城公演では2重奏を一緒に演奏したので、客席で聴くことが出来ませんでした。
ですので、今日、客席で見ることが出来、とても嬉しかったです。
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やはり、なんといってもバッハとパガニーニが凄かった。

毎回、演奏が見る度に深みが増していて、何も言うことが出てきません。

凄いの一言です。

先日、「バルエコの門下は皆さんタイプが違うの?」というような趣旨の質問を受けたので、そうなのかな?ということも頭の片隅に置きながら視聴しました。

が、しかし・・・

やはり、バルエコの門下そのもののスタイルでした!!

もちろん、アナさん独自の個性は強く打ち出されています。
でも、冒頭のバッハなど、見るからに、「ピーボディ音楽院出身の演奏だ!!」というものでした。

今回のバッハ、ピーボディ音楽院のバルエコマスタークラスで確か弾いていた記憶があります。
今日も、聴きながら・・・「隣でバルエコ先生が座っているような感覚」が想い出されました。

はっきり言うと、テクニックも音楽的なことも、バルエコ先生やピーボディ音楽院での基礎が大きな土台になっている。
そう思わざるを得ない演奏でした。

さて、ここからは、アナさんの個性の部分ですが・・・(笑)

私が知っているバルエコ門下生の中では、ずば抜けてアポヤンド使用率が高いギタリストのように思います。

あの圧倒的な中音域と高音域の音量は、そこから来ています。

いま、「圧倒的な中音域と高音域の音量」と書きましたが、今日聴いていても思いましたが、アルアイレに関しては、他のギタリストと比べても決して音量があるようには思えません。
だけど、アポヤンドの使い方が尋常ではないくらい巧みで、迫力が全体を覆うような演奏になるのですね。

さらに、もう一つだけ言うと、彼女は迫力のためだけにアポヤンドを使っている訳でもありません。
アポヤンドでピアニッシモもかなり沢山弾いています。

アポヤンドとアルアイレの使い分けは、音量の差をつける為だけではなく、音の出し方に差をつけたいというのも大きな理由としてあります。それはつまり、表現の幅を大きくする効果のためですね。

アナさんの手を見ていると、とても少ない動きですが右手のテクニックがあまりにも超絶的です。

よく取り上げられるのは、トレモロを3フィンガーで弾いていることなどがあり、確かにそれも珍しい奏法として見ることが出来ます。
しかし、トレモロはアルペジオの応用でもあります。


では、何が超絶的なのか・・・。

それは・・・

「右手のポジションをほとんど変えないで、アポヤンドとアルアイレの切り替えを行っていること」

です。
ピーボディ在学中に、このことには気が付いたのですが、何度か真似しようと試していますが難しいのです。

例えば、パガニーニの速度の速い箇所でのスケールなど・・・
1~2弦で、迫力のある音量でアポヤンドでスケールを弾き始めます。
下降スケールで、音が下がってくるにつれ、自然なディクレッシェンドがかかりながら、3弦辺りではいつの間にかアルアイレに切り替わっているのです。

その切り替えがまた、腕の位置、手の甲の位置が全くといって良いほど動かないで切り替えているので、近くから余程注意して見ていないと気が付かないほどです。

客席の中央や、左側の客席の方は、おそらく全くといって良いほど気が付かないかもしれません。

私はこの技術はかなり高度だと思います。
速度が速くなければ出来るのですが、アナさんは高速の16分音符のスケールを弾いている最中にいつの間にか切り替えているのです。

微妙な音量の変化。
そして、アルアイレへの切り替え。

見ていて、ギタリストでも見とれてしまう技です。

明日と明後日、前橋や名古屋でご覧になる皆さま、是非、その辺も見ながら楽しんでみてください。

超見どころです!!

同じバルエコ門下が活躍しているのは、見ていてとても嬉しく思います。

以下はおまけ。
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アナ・ヴィドヴィチさんのギターリサイタルが茨城県小美玉市の「みの~れ」で行われました。
今回で8度目の来日だそうです。

茨城公演が、日本ツアーの最初のコンサートだそうです。
ホールの「みの~れ」は、とても素晴らしい響きのホールでした。
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私は早めに到着したので、アナさんが会場入りする前に一人で舞台でウォーミングアップをしました。

感覚的には、私のCD「マエストーソ」を録音した滋賀県のガリバーホールの響きに似てる感じです。
そういえば、ホールの形も少し似ている気がします。

大きなホールですが、音がクリアにきちんと跳ね返ってきて、弾いていてとても気持ちが良いです。

アナさんが到着して早速リハーサル
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コンサート後に数名の方にお聞きしましたが、音量はリハの時から検討していったこともあり、ほぼ同じくらいで鳴っていたようです。
2本の楽器で、鳴り方の違いがまた面白かったようで、同じメロディでもフワリとした感じやバシリと来る感じなど、様々なギターの顔を見ることが出来たのではないかと思います。

隣で弾きながらアナさんのタッチを見ているのですが、やはりタッチがとても軽い。
ほとんど力を入れていない状態で弾いています。

コンサート後に、バルエコの生徒さんは皆演奏スタイルが違うのですか?という質問を受けましたが、基本テクニックは、やはり皆バルエコの教えを忠実に守っているなあという印象。

ただ、その先の面では、バルエコ先生は、自身のスタイルを押し付ける方向ではなく、各奏者の個性を伸ばす指導をするので、表現に関しては結構違いがあります。

ですので、アナさんとも他のバルエコ先生の生徒とも話しているとそうですが、技術的なことは皆ほぼ同じような認識を持っていて、表現では色々なパターンがある。

今回、2重奏をしていて、「おお!!そうきますか!!」という会話がいくつかあって、リハでも互いに会話が弾んだりもしました。

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今日の曲目。
かなり本格的で凄いです。

2重奏は前半最後。
スカルラッティの後に、ちょっとしたトークが入りました。

インタビュー形式でいくつかアナさんに話を伺いました。
こういうコーナーがあるのは茨城公演だけ!!

私自身、ほとんど緊張もせず、とても楽しかったです。

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演奏後に。

私は、今日はアナさんの演奏は舞台袖で聴いていましたが、一番最後の「禁じられた遊び」。
なんだか非常に悲しく聞えました。

コンサートの最後に凄い演奏を聴いた気がしました。

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