今日はタイトルにしたように「いつ練習しているのか」ということについて。
時折、人から、「いつ練習しているんですか??」と聞かれることがあります。
コンサートではソロのほかに、ギター重奏や他楽器とのアンサンブルなどあり、いくつかの演奏が重なる時期には、同時に数十曲抱えていることもあります。
そういう時を思い浮かべると、たしかに、「自分っていつ練習してるんだろう・・・」と思うときがあります。
レッスンの日は、一日中レッスンをしていますが、ギターを抱えて弾いているといっても自分のコンサートの曲ではありません。つまり、自分の練習時間はレッスンの合間のみ。
たまにある休日は、ギターから離れたいのでほとんど練習せず。
となると、本当にいつ練習してるんだろう・・・笑。
もちろん、自分自身では、コンサートに向けてどのように準備しているかは分かっています(笑)。ただ、過去を遡るようにして思い浮かべると、「練習」というカテゴリーの時間っていつ確保しているのだろうと、曖昧に思えてしまう。
ここで、私が普段から思っていることですが・・・
私は練習が嫌いです。
本当に練習が嫌い。
ただ、ここで勘違いをして欲しくないのは、練習が嫌い=練習しない、ということではないこと。
そこで常日頃、頭にあるのは、
「いかに楽をして弾けるようになるか」
です。
これも、勘違いしないでおいて頂きたいですが、「テキト~にポロンポロン弾いて弾ければ良いや~」というものではありません。
色々なコンサート、曲目を抱えていると、1曲に多くの時間をかけることが出来ません。
そこで必要になるのが、いかに密度の濃い練習をするか、です。
練習することで大事なのは、一日〇時間弾く、という事ではなく、いかに集中した時間を持つかという事。
子供さんなど、音楽に触れる習慣を身につけなければならないような生徒には、「一日〇分」練習してね、という指導をしますが、自分のように常に音楽の時間という生活では、そのやり方は意味がありません。
普通なら10回弾いて覚えるところを、1回で覚える練習をしていく。
そう心がけて研究していると、あっという間に何時間も過ぎていたりするんですけどね(笑)