2007年06月

今日は田邊さんとお会いし、彼の新作のギターを見せていただくことができました。


物凄く音の分離がよく、なんだかどんどん弾き込んでいきたくなってしまう楽器です。音の分離に関してはアルカンヘルなどをもしのぐ素晴らしさです。

これなら古典やバロックの表現はしやすいこと間違いなし!


いろいろな議論をしたり、自分の楽器の音を聴いてもらったり、普段とはちょっとちがった味わいのある一日でした。

今日は午前中から夕方までギター文化館でした。レッスンとミニコンサートで、演奏曲は昨日とほぼ同じ内容でした。

曲目:
前奏曲1,2,3番(ヴィラ・ロボス)
11月のある日(ブローウェル)
ローズマリー(ゲーラ)




夕方で早めに帰宅し、家に荷物を置き、すぐに都内に出かけました。

行き先は「カフェ・ラルゴ」

尾尻先生と同門下で留学前からお世話になっている方がたと食事のためです。皆でわいわいと懐かしい思いでした。

そのお一方、O氏のカフェにもお邪魔しました。サロンコンサートも出来る様に舞台もあります。自家焙煎でコーヒーを頂くことが出来る素敵な空間です。

有楽町線赤塚駅、東武東上線下赤塚駅からすぐです。
http://www.cafe-largo.jp/index.html

ぜひ皆さん足を運んでみてください。

5月にコンサートが終わり、ちょっとプログラムを開発しようとまた、色々な曲を試してます。


そして、頭の中でやりたいと思った曲を少しだけ今日のギター文化館のミニコンサートで弾きました。

このミニコンサートは文化館に来館されたお客様のために演奏するという趣旨のものです。


ですので、リュート組曲全曲弾いて終わり!というわけにはいかないので、小品が多くなります。

今日弾いたのは、

ラグリマ(タレガ)
禁じられた遊び
11月のある日(ブローウェル)
ローズマリー(ゲーラ)
前奏曲1,3番(ヴィラ・ロボス)
ロンドンデリーの歌

などでした。

まだ他にも練習してあたためている曲があるので、近いうちにまた弾こうかなと思います。

久しぶりにホセ・ルイス・ゴンザレスのビデオを取り出してきて観ました。

中学の頃に買って貰い、当時は毎日のように観てたものです。やはりホセ・ルイスは音が綺麗ですね。



曲と曲の合間にあるインタビューを見ていてなんだかとても面白くなりました。

「デ・ラ・マーサ先生は最高の先生です。なぜなら一度もレッスン代を要求したことがないからです。」

最高だという理由が、、、面白い。。
では、自分はどうかと思ってしまいました。教室の規約を作って管理までしている私はこの法則だと最悪の先生ということだ、、、。

少し考えてからこう解釈するように考えてみました。
ホセ・ルイスが、そういう理由ならば、デ・ラ・マーサはホセ・ルイスのことを、「一度もレッスン代を払おうとしない最悪の生徒だ」と思ってるかもしれない、、。

上記は全て私の空想によるジョークですからね。まじめに取らないでくださいね。


あと、もうひとつ気づいたこと。
彼はタバコとお酒が好きだということ。演奏会でも楽屋でお酒を飲み、舞台にあがっていたというのは有名な話ですよね。

で、ビデオを見ていると、、、

最初の方では普通なのに、最後の数曲は頭と顔が真っ赤になってます。中学の頃は気がつきませんでした。。

きっと、このビデオの撮影中も飲んでたんだ、、。

昔見ていたものを、改めて研究するとたまに新しい発見があり、面白いです。

今日は、私のCD[ミ・コラソン」のジャケットに使っている写真についてです。

このCDは一昨年の12月に発売されたのでちょっと時間はたってますが、クラシックのCDなので、あまり出た時期は気にせずに取り上げます。
帰国前にアメリカで録音をして、写真もアメリカで撮る事になりました。


彼と知り合ったきっかけがまたひょんなきっかけでした。
アメリカに持っていっていたものの中に、伊万里のそば猪口がありました。それを帰国の際にオークションで手放そうと思い、ネットに載せたのです。そこで問い合わせてきたのがカーティス。

「その伊万里はいつごろの?」
「ずっと日本に住んでたんだ」

ということで応答を何度か繰り返しているうちに、彼が近くに住んでいることが分かり、パーティに呼ばれることになったのです。お互いにフォトをやっているとか、ギターをやっているということとは関係なしに知り合いに意気投合しました。

もうすぐに帰国してしまうことと、CD制作の計画中だということをいうと、じゃあ写真撮ってあげる!といってくれたのです。彼はこれまでに、マドンナやアンディ・ウォッホル、日本では数多くの著名な芸能人を撮ってきている人です。
ポートレートはここで見ることが出来ます。
http://www.curtisknapp.com/DOCUMENTS/main_front_index.html



後日撮影では、ファンキーな服を持ってきて、といわれたので、普段演奏で着る服と、カウボーイシャツがあったので持って行きました。彼はカウボーイシャツを見て「おいおい、本当にファンキーなのを持ってきたね」と大笑い。


撮影は彼の実力を思う存分見せてもらいました。12枚のフィルム1本で3種類のショットを撮ってしまったのです。1-2枚シャッターを押して、「はい撮れた」だって、、。かれは古いカメラを使って、撮るのが好きなようで、撮ったときにはデジカメのように画像の確認は出来ないのです。だけど、1-2度シャッターを押しただけで決めてしまうその実力はさすがだと思いました。


こちらも撮られながら、どうやって撮るのかなと観察していると、私がまばたきするまで撮らないんですね。まばたきした瞬間にシャッターを押すんです。

彼いわく「なぜか写真を上手く撮れるからこの仕事をはじめた」そうです。天才肌ってやつでしょうか。


彼のホームページに私のCDジャケットもどこかにあります。ぜひぜひ探してみてくださいね。

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