13日の日曜日、スペインギター音楽コンクールに行ってきました。
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前日に襲ってきた台風19号の影響で、行けるかどうかが分からない状況でしたが、台風がさってみると、自宅周辺はほとんど被害がなく、会場に向かいました。

台風の規模、注意喚起の程度から私個人的には中止が妥当かなと思いました。

しかし時間変更での開催ということの連絡を受け、駆けつける事にしました。

今回のコンクールはいつもとは違う気持ちで出かけました。

いつもは、どんな演奏が飛び交うか、という楽しみが想像されながら向かいます。しかし、今回は、いざというときは参加者や来場者をなんとか守りたい、という思いがありました。

私の父は元東京消防庁の職員でしたので、もしも何かあったら、という最悪の事を想定して催事はする様に教育されてきています。

ですから、この様な災害が予想されている時には、中止が妥当だというのは当たり前の選択として浮かぶのです。

これは参加者や来場者のため。そして、引いては協会の信頼度を保つため。

たとえば、例の一つですが、13日未明、荒川上流のダムでは緊急放流との報道がされました。
朝は晴天でしたが、その天気とは関係なく荒川の下流が約7-8時間経過以降に増水する可能性があるというのは教わっていましたので、昼頃は警戒が必要だと想定されました。実際に会場に向かう際、荒川を渡った時には水量と水流は、これまでに見たことのないような激しさでした。

さらに、高潮警報も出ていました。

何かが起きてからでは遅い。

そして、それでもやるという上の決定ならば、覚悟を決めるしかない。

上は当然のごとく、いざというときは命をはって参加者や来場者を守ると決めて来ているはずです。

これは大げさに言っているのではなく、やるということは責任が生じるということだから。

結果的には、幸いにも会場周辺は災害には見舞われませんでしたが、交通機関やその他台風の影響で参加できなかった人は少なくありませんでした。

こういう状況下で行われたコンクールはなかなかありません。

そういう意味で、困難の中でやることの難しさ、苦悩や労力は身にしみて感じます。また、こういった中でやったことの反省点は、他のコンクール主催者では分かりえない物が多々見えた良い機会でもありました。

大変な中でも駆けつけた皆様の演奏はどなたも素晴らしく、これからのスペインギター音楽コンクールがさらにステップアップする良い試練だったのだなと信じます。

小さい頃から、私はあることをよく言われました。
「お前が憎くて言ってるんじゃないよ。お前のためを思って言ってるんだよ。」

自分を育ててくれた中の一つはスペインギター協会です。

そのポテンシャルを改めて感じましたので、敢えて投稿致しました。