2017年06月

昨日のあるレッスンで、一気に内容が進んだ生徒がいました。

内容が進んだ、というのは、曲数が増えたとかいうことではありません。

演奏についての思慮、音についての修練についてです。

彼は小学一年から通ってくれている子ですが、昨日のレッスンで質問されたことがありました。

一つ一つのフレーズの中で、そこから一つの音を抜き出して弾いても、様々な音色をどのように考えて、どう出すのかという質問。

曲は、ただミスなく綺麗な音で弾けば良い訳ではありません。それでは、まだ足りないのです。
昨日、彼に話したことは、「運指を決めたり強弱を考えて、通して弾けるようになるのは第一段階」
それに加えて、一つ一つの音に磨きをかけていく。
これは、一つの音符でもどのような表現をしたいかにより、いくらでも音色を変えられます。

今、彼は魔笛の主題による変奏曲を練習していますが、3-4小節目の部分だけでレッスンの何分の1かの時間を使いました。

小節頭のソの音だけでも、何通りかの音色を弾いて示すと、何度も試していました。

これは、ほんのヒトコマであり、言葉で説明するのは至難の技なのでブログで紹介してもさらっとしたものになってしまいますが、彼が昨日学んだと思えるのは、「どのように観察をして理解し、実践してみるか」ということ。

「演奏」の内容に入っていけるので、こちらもさらに集中したレッスンになりそう。

軽井沢コンサートの翌日、8日は、上田市のアランフェスでコンサートをさせて頂きました。

タパスなどが付いてくるサロンコンサートです。

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一番前のお客様は、譜面を覗こうと思えば見えてしまうような至近距離。

運指も全て見えてしまいますね。

チェンバロの響板が真後ろなので、後ろからの音の支えが、オーケストラのそれと似ている感覚があり、とても弾きやすかった。

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アンコールで四人並ぶとこの様な感じ。

ヴィオラの弓が私の頭部を突くこと数回、、、というハプニングはありませんでした(笑)

長野では、共演した皆様はじめ、主催していただいたアランフェスの皆様にもとても温かく迎えて頂きました。

マドリガル協奏曲の実現は、一時期どうなるかと思いましたが、長野で!という貴重なバックアップを頂きました。
これぞ音楽で一番大事な繋がりというものだと改めて感じ、感謝の念で一杯です。

また是非、長野で演奏をさせて頂けるよう頑張っていきたいと思います。

皆様、どうもありがとうございました!!

7日、軽井沢で演奏しました。

ヴィオラの田中美恵子さん
チェンバロの林小百合さん
ギターの尾尻雅弘さん
と私・角圭司。

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自然の中のとても素敵な会場でした。

響きもとても柔らかい、弦楽器にはピッタリな空間。

ヴィオラやチェンバロとのバランスもとても良かった気がします。

ギター2本のための協奏曲は、ひょっとしたら日本初演の可能性がありそう。
しかも、それを今回チェンバロとご一緒出来たのは、非常に貴重でした。

この演奏が今回長野で実現することになり、ギターファンはじめ各楽器のファンにも沢山お集まり頂いたことは、非常に嬉しく思いました。

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長野での演奏は、軽井沢、上田と2日連続。

演奏後は、軽井沢打ち上げをしてから林さんと再びリハーサル。自分のパートも色々と練習させて頂きました。

そしてそして、、。
リハーサル後は、ワンカラ。3時半まで(笑)。

これで次の日の準備完了。
なんの準備のことだか・・・笑。

軽井沢コンサートにお越しになった皆様、どうもありがとうございました!

7日に軽井沢
8日に上田

来週、この二ヶ所で演奏を致します。

ヴィオラ:田中美恵子さん
チェンバロ:林小百合さん
ギター:尾尻雅弘さんと私・角圭司

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ギター2本とチェンバロでマドリガル協奏曲(ロドリーゴ)を演奏します。
なかなか演奏することのないマドリガル協奏曲。聴く機会も少ない曲ですね。
それをチェンバロと演奏できるのですから、とても楽しみです。

是非、お越しくださいませ!!

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