2017年03月

今月末、3月31日には神楽坂の「THE GLEE」で演奏します。
「Mariage de Voix et Guitare〜星の弦、月の声」というタイトル。

石塚裕美さん&富川勝智さん
Hafuriさん&私・角圭司

での演奏です。
どちらもヴォーカル&ギターという組み合わせです。

バドミントンやテニスの組み合わせではありませんよ(笑)。

最近、色々なジャンルの方と共演する機会を頂いていますが、今回もその一つ。
「普段やらないことをやってみよう!!」
というのが主旨ですが、クラシックギター弾きの私にとっては、自分の勉強のためにもなっています。

他ジャンルと絡んだ場合のクラシックギターの可能性。
それから、様々な良い点を吸収してクラシックギターに還元出来ないかという思惑もあります。

もちろん、そんな堅っ苦しいこと抜きにして、「一緒にやったらどんな音楽になるのだろう」という純粋な気持ちが前提となっていますが。

今回、一緒に演奏させていただくHafuriさんは、元宝塚歌劇団の方。
そんなこともあり、Duoはミュージカルからの作品から・・・(これ以上は会場にお越しになってからのお楽しみかな^^)。

そして、4名で色々な組み合わせを試みるということも大いにあります!!
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ギターソロはほんの少しだけ弾かせて貰えそうです^^

このライブでは、演奏する曲の編曲譜をお客様にプレゼントするというお得な事があります!!

FBでは譜面の一部をアップしていますが、私はソロで演奏する曲の編曲譜を会場にお越しになったお客様にプレゼントしたいと思っています。

譜面を見ながら聴いていただいても良いし、終演後に運指を聞きに来ていただいても(笑)、大歓迎です。

出演者4名なので、イベント自体、とても盛り沢山です。

年度末のお仕事が終わりましたらグリーへ。
春休みの学生諸君、都内で遊んだら帰りは神楽坂へ!!

年度末の仕事が終わらない・・・という方は、仕事は新年度にまわして、とりあえずグリーへ(笑)!!

演奏者一同、お待ちしております^^
ご予約は私でも他の出演者にしていただいても構いません。

どうぞよろしくお願いいたします。

19日、取手市南相馬公民館での演奏後、茶寮に昼食に行きました。

私は小学の頃、少年野球チーム「アストロジュニア」に所属していました。茶寮のO君もチームメイトでした。
昼食に何を注文するか考えている時に、アストロジュニアの解散式が今晩(19日)茶寮で行われるという話を聞きました。4―5名のみの所属でチームが成り立たなくなってしまったとのこと。

私が所属していた30年前は、一つの学年でチームが出来るくらいの人数がいたので、アストロが解散になることがとても寂しく感じます。そんな話の流れで、解散式にはIさんや鈴木さんも来るということを聞きました。

鈴木さんは、自分たちが所属していた頃の監督です。

お会いしたいと強く思いましたが、解散式は夜に行われるそうで、夕方から都内でレッスンがある私は解散式には参加出来ず、お会いすることが出来ないと思いました。

そんなこんな話をしていて、注文もまだ決まっていないところでしたが(笑)、気がついたら店のママが、鈴木監督に電話をしていて、私に受話器を渡しました。
30年ぶりでしたが、声は昔と変わっておらず。私の事を「とてもよく覚えてるよ」と言われたときには非常に嬉しく思いました。今日は昔からの知り合いと会う約束で、会えそうな時間が取れないそうでした。ですので、自分の近況を話して電話を切りました。

夜の解散式に監督がお見えになると知ったので、私のCDを監督に差し上げたいと思い、お店のママにお願いをし、添える手紙も書きました。
手紙を書き終わり、美味しそうな四川麺がテーブルに来て、スマホで写真を撮ろうとした時・・・

「おう!!」

と言う監督のお姿が!!

予定があったはずの監督が目の前に現れてびっくりしました。
驚いて、何から話して良いか言葉がなかなか出てきませんでしたが・・・

そんな私に対して、監督がまず話したことは、
「歳をとると、声を聴いただけでその人の生き様が分かるようになる。電話で声を聴いて、会いたくなったから来たよ」
と言って下さり、それだけで胸いっぱいになりました。

アストロでの練習はとても厳しかったです。
私は、レギュラーにはなれなくて、守備に入るときはセカンドかライト。たまにリリーフでピッチャーというポジション。監督のノックも打球が強く、捕れないこともしばしば。
監督がノックをしている時には、監督に後ろから次々にボールを渡す係もしょっちゅうしていました。ボールを渡す際も、そっと渡すと注意されます。「ハイ!ハイ!」としっかり渡さないといけないのです。

私がアストロに入ったのは、小学5年の5月。そして、ギターを始めたのが同年7月。
私は左利きでグローブを右手にするので、ギターで大事な爪はそんなに傷つけることはなかったのですが、左手は何度も突き指をしていました。野球もギターもどちらも大好きだったのですが、手の怪我があるとギターが出来ないことから、小学6年の夏にアストロを辞めることを決めました。

夏のある日の夜、チームを辞めるご挨拶のため監督のご自宅に伺いました。
途中で辞めることはダメだとお説教されましたが、ギターに集中したいという意向を伝えると、ある事を約束することとなりました。

鈴木監督が条件として出した約束事。

「ギターで日本一になると約束できるか?」

私は、「出来ます」と答えました。

その約束をした鈴木監督が、今、目の前に来て下さったのです。
いつかお会いしたいと、長年思っていた監督に、中学から今日現在までの事を一気に報告していきました。

・コンクールでいくつも賞を貰った事。
・大学後、渡米して音楽院に入り、翌年、修士課程に飛び級させて貰えたこと。それは、音楽院の歴史で初の例となったこと。
・海外や国内、あちこちで演奏する機会を与えて貰っていること。
・多くの素晴らしい共演者や生徒に恵まれていること

などなど、、。

監督は、私の報告が終わるまで黙って聴いてくださいました。
そして、聴き終わった後、一言言葉を掛けていただきました。

「随分、頑張ったな」
この言葉を頂いた途端、私のこれまでの数々の困難を乗り越えてこられたのは、監督とのあの約束があったからだったと強く感じ、涙が自然と流れてしまいました。

コンクールで賞を貰っても満足できず、
音楽院で前例のない飛び級をしても満足できず、
あちこちで、色々と演奏しても、上手く弾けたと思ったことが一度もない・・・。
常に「まだまだ」という気持ちが残る・・・。

しかし、だからこそ、次へと常に進むことが出来る。その原動力は、小学6年の時のあの監督との約束だと改めて感じました。

だからこそ、30年経った今、監督に今までの活動を報告できたことが嬉しく思い、そして監督がかけてくれた言葉が何よりも重く感じた・・。

一つ一つの事を詳しく話さなくても、声だけで生き様が分かると言って下さる監督は、今日、3つの教えを教えてくださりました。

・苦労を沢山しろ
 苦労をすればするほど強くなる。

・人には親切にしろ
 親切にしたことは何らかの形で必ず返ってくる

・嘘をついたり、ごまかしをするな

この3つを聴き、本当に有難かったです。私も指導する立場にいますが、監督が教えてくれた3つの教えは、普段、私が大事にしたいと思っていることそのものだったから。

私の周りには、公私共に良い人ばかりだということをお伝えすると、とても嬉しそうでした。
学生の頃、コンクールで賞を頂いた頃から、監督の連絡先が分からずに報告が出来ないままでしたが、30年の時を経て、報告することが出来、大事な言葉を頂くことが出来て、長年の恩返しがやっと少しだけ出来た気がしました。

CDに書いた私のサインを見て、「板についたサインだな」と微笑みながら言ってくれたのは、ちょっと嬉しかった。

でも、やっぱり、アストロを途中で辞めた私。
その悔いがある限り、監督との約束は生き続けると思うのです。
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鈴木監督と(取手市茶寮にて2017年3月19日)

今日は3月19日、ミュージックの日なんですね。

午前中、取手市南相馬公民館で演奏させて頂きました。

中学と高校時の同級生から声をかけて頂き、地域のためということと、私のホームのホームという地ということもあり、声をかけて頂いたのがとても嬉しく感じました。

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出番は約25分。
小品を4曲弾きました。

定員以上のお客様にお集まり頂き、演奏にも気合いが入ります。

私の次には他の講演が控えているにも関わらず、アンコールまでリクエストされました。
アンコールでは、ピンクレディのUFO。

弾き終わると歓声まで飛んできて嬉しい限りでした。
告知は取手市内の特定の地域でしかしていなかったのに、遠方から見に来て下さった方もいらっしゃったということでした。

皆様、どうもありがとうございました!

ブログの更新が大分後手になっています。

先週の日曜日、12日は、金沢でレッスン会&ミニコンサートでした。

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レッスンでは、皆様よく弾き込んでありました。
1人1人の課題をその場で見極めて、修正に必要なことをお伝えしていきました。

詳しくは、受講者のかたに伝わっていれば良いのでここでは割愛(笑)。
次回の金沢レッスン会も決まり、定期的に課題をみることも出来そう。

一度だけのレッスンだと、その場で直せることに集中することもありがちなので、これで、じっくりと受講者の方と向き合う事が出来る。

あ、もちろん、一度だけのレッスンでも私は全力投球です!

ミニコンサートでは、ついにチューリップウッドのギターデビュー!
会場は、アットホームな感じですが、響きが良いところ。

そんな場で音を出してみると、これまた想像以上の音とレスポンス。今までに色んな名器を触る機会もあるのですが、三浦さんとあれこれと意見の交換をしながら開発して頂いている、ハイブリッド・セミレイズド・モデル。それでも、今までの経験ではない感触です。
そんなこともあり、一曲目は、脳内で楽器のデータ取りに集中(笑)

こんなこともあろうかと思い、一曲目は、弾き慣れている魔笛にしていたのですが、コントロールのデータ集めのような感じでした。

なんか、ホンダアコードに乗ったつもりが、実際はマクラーレンホンダMP4/6でした!みたいな(笑)

2-3曲弾いているうちに、会場での楽器の鳴りにも慣れてきました。

私にとって、とても貴重なミニコンサートとなりました。

皆様とも、ギター談義を沢山させていただきました。また次回がとても楽しみです。
どうもありがとうございました!

3月9日の夕方から、松岡滋さんとリハーサルをしました。
4月13日に日暮里のサニーホールでコンサートを行いますがそのためのリハーサル。

昨年9月に関西で演奏した佐藤弘和さんの「2重奏の楽しみ」全12曲。

合わせはとてもスムースに進行し、終始楽しい!!
楽器・ジャンル関わらず、リハの準備段階から楽しめるって最高です。

松岡さん、そして同じ舞台で出演もしていただける北崎さんにも感謝感謝。

翌10日は、早朝からさらに西へ。
前から行ってみたかった竹田城に向かいました。

少々のトレッキングも見込んでいたので、天気が気になっていました。予報のとおり、道中は雨がぱらつくところもありました。

しかし、この具合の空模様は、むしろ良い方に働くのではないかと内心期待がありました。
なぜなら、向かう竹田城は雲海の中に浮かぶ「天空の城」として話題があるからです。

雲一つない快晴だと雲海は臨めそうもない。
むしろ、少し天気が不安定なくらいの方が良いのではないかと思っていました。

そうしたら、希望通りの天気。

まずは、早朝に竹田城の反対側にある立雲峡に行きました。
竹田城の全景を見るのに適している場所です。
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県道から立雲峡へ向かう小道に入るのですが、小道に入ってすぐに工事中の掲示。

「こりゃだめか・・・」
と思いながらガードマンに話しかけると、「車では通行できないが徒歩なら工事現場の中をあるいて抜けて構わない」とのこと。

工事関係者の車と並んで駐車し、トレッキングシューズに履き替えました。

工事現場は道路の幅の拡張工事で、靴が泥だらけになりながらも通過させていただきました。
途中、ユンボが作業していましたが、作業しているユンボのアームの下をくぐって抜けるように言われ、その通りに歩きました。が、くぐる間もユンボの操作を止めることもなく(笑)、運転手が合図を出してくれて、その合図のタイミングでくぐる。

立雲峡の入り口まで10分ほど歩きました。
さて、立雲峡にある第1展望台までは30分ほどのトレッキング。

第1展望台まで登ると、竹田城の全貌が見えました。
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雲海に巡り逢うことは出来ませんでしたが、雲が少しだけ浮かんでいました。
その中に浮かぶ竹田城は幻想的。

よく見てると、下の川から蒸気が上がり山の中腹あたりで雲に発達するのが分かりました。

その後は、いよいよ竹田城へ。
城下には整備された観光施設がありました。

その施設から大手門の下までバスが出ていましたが、バスは利用せず、迷わず徒歩の選択。
せっかく来たのだから山の中をのんびり歩きながら城を目指したい。

片道2.2キロ。約30分ほどです。

城に着くと、まずは三の丸から。
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上の写真は三の丸から本丸方向を見たもの。

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これは、三の丸の脇あたりから、本丸の石垣と南千畳の方を見たところ。

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本丸から三の丸を見た写真。
下は、本丸から南千畳を見た写真。
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おそらく、有事の時は南千畳に兵を揃えたりしていたのでしょう。

下の二枚は、南千畳から本丸方向。
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この城は、羽柴秀吉によって攻略されたそうです。

大きな山城ですが、どうやって攻略したのでしょうか。

立雲峡から眺め、そして、城に行ってみて、攻略するのはいくつか手段がありそうですが、私なりには攻略法が浮かびました。

この攻城戦においては、「雲海」、つまり季節を検討すれば比較的簡単に落とせる気がしてきました。
城からは城下がとてもよく見えるのですが、雲海が出たときは、城下のほとんどが見えなくなります。

そこを衝いて、火矢でロックオン。
兵は多いよりも少ない方が機動力もあり、敵にも察知されにくくなるから、小隊あるいは忍者を主体とした編成で良いのでは・・・なんて思ったり(笑)
そして、すこし遠巻きにして反対側に大部隊を設置するなら設置。
そこで降伏の勧告。。

これがざっと浮かんだ方法ですが、もちろん細かい地形や情勢があるでしょうからこの通りに簡単にいくわけでもありません。
でも、想像すると面白いですね。

さて、秀吉はどのように攻城したのでしょうか・・。
時間のある時に調べてみようかな。

金曜日はこのようなぶらり旅。そして午後は温泉でのんびり、でした。

さらに翌日、土曜日はある打ち合わせがありました。
今年の楽しみが一つ増えました。

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