2016年03月

昨日29日は、日帰りで仙台の三浦さんのギター工房にお邪魔してきました。
朝は、少し早く出発。

常磐道がまっすぐ北上しているので、4時間足らずで仙台まで行くことができます。
早くに出発したので、途中で常磐道を降りました。

降りたのは、常磐富岡。
そこから少しだけ国道6号を走って街を見てみようと思いました。
6号線を走ったのは、富岡から浪江町まで。そして、浪江町から再び常磐道を利用して仙台へ。
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常磐富岡を降りてから6号線の方に向かっていきます。つまり、海の方に向かうということです。
6号線が近くなるにつれて増えていくある標示。

「ここから先は帰宅困難地域」

警備員の数も増えていきました。
帰宅困難地域に入ると、大きい交差点などに警備員がいたり、警察官、工事従事者がいるのみで、住人はいません。

道幅は広いし、市街地では伸び伸びとした区画もあるのですが、建物や住宅の入り口はすべて鉄格子が張られています。

少し走っていると、福島第1原子力発電所の案内がありました。
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この標示があったところが、6号線から原発が一番といって良いほど近いポイントだと思います。

当時、父の職業柄、震災直後には、東京都は石原都知事の指示で、消防庁から選抜していち早く福島に第1番隊を送っていたことを聞いていたり(報道ではほとんど紹介されていませんでした)、生徒関係の知り合いで、定年をすぐに迎える東電の方もおり、「定年する自分たちはどんなに被ばくしても良いから、若者の部下の代わりに現場に向かうことを検討している」と話していたことを思い出しました。

帰宅困難域から抜けた隣町になると、人の活気が感じられ、境界線一つを境にこんなにも違うのかと感じました。

被災地の皆様は、本当にひたむきに頑張っておられると思います。

批判的な報道に翻弄されることなく、私たちは皆で応援出来たら良いなと思います。

さて、仙台では、私の現在の楽器の調子も見ていただくために持参し、少々試奏。
それから、いろいろな音楽のこと楽器のこと、その他雑談をたくさんしました。
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これは、以前、紹介したチューリップウッド。
よく出回っているイエローチューリップウッドではなく、希少な方のチューリップウッドです。

音の出方や、バランス、音色等も希望通りに作って叶えてくれる三浦さん。
今回も、前回のをベースにちょっとだけ希望をお伝えしました。

このところ、楽しいことが続いていますが、楽しみが増えました!!

今日は、二人の生徒さんが節目を迎えました。

一人は、3歳8か月の頃からレッスンをしている子。
新年度から学校とサッカーのため、少々通常レッスンに通うのが難しくなってしまいます。
習い始めたころは、泣いて入口でレッスンを断念し帰ったこともありました。しかし、発表会を目標にしていつも参加。

ただ、レッスンを辞めるという訳ではなく、不定期になります。

なでしこJAPANに入ったら、応援に行こうと決めています。
もちろん、どこかに所属したら、それも見に行こうと思います。
その時は、ギターではなく、太鼓を持って^^

もう一人の子は、今年中学卒業。
小学校1年時から通ってくれています。
この子も通常レッスンは、そのまま継続の予定ですが、学校が少々遠方なので、今まで通りの頻度でレッスン出来ないこともあるかもしれません。
本人は、ギターのやる気は充実しているので、きっと色々と頑張ってくれることでしょう。

この二人は、私が帰国して間もない頃からずっと通ってくれている、いわば教室では先輩格!

成長の節目と思って、今日は私もついつい、熱が入りました。
ちょっと集中しすぎたかなとも思いましたが、これも生徒のため・・・。

これからも頑張って食いついてきておくれよ^^

昨日の3月21日、タンゴトリオ「A.R.C.」の初のCDの発売記念ライブが無事に終了しました。

2010年に結成したので、結成6年。
旗揚げ公演は、2011年だったのでデビューから5年目です。

旗揚げ公演は、予定では3月13日でした。
しかし、その2日前の3月11日に東日本大震災が発生したので、7月に延期になりました。

震災の瞬間は、旗揚げ公演のためのリハーサルの真っ最中でした。
「ラ・トランペーラ」を通しているときに揺れ始めました。

そばにあったグランドピアノが行ったり来たりとかなり動き始めたので、ようやく外に避難。
逆に言えば、その時点まで、「もうそろそろ揺れも収まるだろう」と皆が思い、通し演奏をし続けていたのです。

揺れる地面は、ゴムボートの底のようにグニャグニャになっている感触で、足踏みしたら地面に穴が開くかと思ってしまうほど・・。

旗揚げ公演が、4か月ほど延期になってしまったので、その時点で決まっていた他のコンサートいくつかは、旗揚げよりも前になってしまったということもありました。
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録音は、昨年の10月下旬。

ミュージック・プラントの大谷さんは、録音も編集も素晴らしく、出来上がってくるのが楽しみでした。
発売が昨日で、私がCDを受け取ったのも昨日。

で、昨日は、演奏後も誘われたライブがあり見に行ったりしていたので、実際に出来上がりCDを聞いたのは今日の午前中です。

何年も演奏して熟成させてきた曲たち。
是非、皆さんに聴いて貰えたら嬉しく思います。

収録曲は以下です。

1.カミニート
2.淡き光に
3.ジーラ・ジーラ
4.インスピラシオン
5.チキリン・デ・バチン
6.忘却
7.リベルタンゴ
8.首の差で
9.想いの届く日
10.スール
11.ラ・クンパルシータ

どれも名曲ですね。

メンバーは・・・
A.R.C.
山下亮江(ボーカル・パーカッション)
啼鵬(バンドネオン・アレンジ)
角圭司(ギター)
です。

このCDでは内包のブックレットに山下さんが各曲の歌詞を訳して掲載しています。
とても、綺麗な曲なのに、歌詞がドロドロだったり・・・。

これぞタンゴというところでしょうか^^

例えば、「首の差で」なんかは・・・
とても綺麗な曲なのですが、訳を見ると・・

素晴らしい馬が、ゴール直前で立ち止まりやがって首の差一つで負けた・・とか、それだけでなく、愛を誓っていた女も裏切りやがって・・・。

というような内容。

タンゴは、振られた男の、女に対する恨みつらみだということをMCでよく聴いているけど、本当にそうなのだなあと思ったりします。

昨日のライブには、ラテン音楽にとても詳しい茨城放送の飯田さんにも駆け付けて頂き、終演後、私のギターが数年前よりも大分タンゴらしくなってきたとお褒めの言葉を頂きました。

これからも、もっともっと、ドロドロしたタンゴになるように(笑)修練を積んでいこうと思います。
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終演後にメンバーで。

レコ発に駆け付けて下さった皆さま、CDをご購入いただいた皆様。
どうもありがとうございました!!

13日の日曜日は、名古屋の某所でレッスン会でした。
朝、大阪から移動し、夜までギター三昧でした。
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公開でのレッスンでしたが、それぞれの希望する箇所を直前にお聞きし、そして、単発のレッスンで効果が出せそうな部分を考えながら進行しました。

レッスン後の食事もとても美味しかったです。

色々な話で盛り上がり、時間の過ぎるのがあっという間でした。
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聴講も、あちこちから駆け付けて頂き、とても嬉しかったです。

少しでもお役に立てるレッスン会であったならば、とても嬉しく思います。
どうもありがとうございました!!

週末に大阪と名古屋に行ってきました。

大阪では、応援していただいている方にお会いし、所用もありと、楽しい時間でした。
が、ブログネタにする内容は、大阪で起きたハプニングについて。

タイトルでは「サバイバル」などと大げさな表現をしていますが、それほどの事ではありません。

今回発生したハプニングは2度目・・。
前回は、以下の記事で書いています。
http://blogs.yahoo.co.jp/kcsumi/51383602.html

今回も、小腹が空いたときにでも食べようと、カップヌードルを持参しました。
土曜日の夜、宿で食べようと蓋を開け、ポットで沸かしたお湯を投入。

上記に張り付けた記事でのスペインでは、宿にポットもなかったから、まだ今回の方がましでしたが・・・。

お湯を入れて、ギターを片手に悠々としていたとき、ふと気が付いたのです。

「・・・・はし・・」

「箸がない!!」

災難は忘れた頃やってくる。
ではなく、災難は「はし」を忘れたからやってくる!!

今回もどうやって食べるか考えました。

前回と違い、コンビニは交差点の向こう側にある。
しかし、お湯を入れてすでに3分が迫っている。

コンビニに走っていたら、帰ってきたころには麺はふやけてドボドボになっているだろう・・。

普段、3分が長く感じる時もありますが、こういう時の3分はやたらと短く感じます。
ウルトラマンが3分で片を付けなければならない気持ちがなんとなく分かる気がします。

こうなったら、仕方がありません。
洗面所に行き、まだ開封していないヘアーブラシを出動させる!!

もちろん、柄の側です。

ブラシの方を使ったら、麺はいとも簡単に引っかかってきてくれるでしょうが、まとわりついて大変な事になるのは想像に難くありません。

この日、あのビジネスホテルで、本分を遂げずに果てていったヘアーブラシは419号室のみだったことだと思います(笑)。

これからは、スーツケースに割り箸を常備しなければなりませんね。。。

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