2015年12月

本日2投目の記事です。

年末休みに入り、大掃除も少しづつやっていたため、今日はのんびりとしています。
映画「ホビット」をはじめから視聴し始め今3本目。

DVDで映画を見ながら弦の交換も始めたのですが、DVD・パソコン・弦交換の同時進行で、DVDに集中度が傾いているので、弦の交換がかなりスローペース(笑)。

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レッスンをしているつくば市のミュージック・プラントで買ってみました。
初めて見かけた弦です。
アルゼンチン製の弦。

初めて張ってみる弦なので、演奏までちょっと日にちがある間に試してみようと交換中。
音を出してみるのが楽しみです(ということは、これを書いている間もまだ交換途中ということなのです(笑))。

さて、ここからは年明け1月の演奏のご案内。

1月の演奏は、いきなりの3連チャン!!
しかも、3つとも趣向が違います。

*1月15日 
 レクチャーコンサート 銀座ヤマハ本店 東京都中央区
これは、日本ギター連盟主催のレクチャーコンサートで、全5回シリーズの最終回。
全時代から4人のギタリストによって演奏曲をピックアップして進行していきます。私は、ソロではソナタ・エロイカ(ジュリアーニ)。古典期からの曲ですね。
それから、堀井義則先生と2重奏もします。お楽しみに!!
出演:堀井義則、濱田圭、木村英樹、角圭司

*1月16日
 にじいろコンサート ギター文化館 茨城県石岡市
 ~Pops・Jazz・Classicalの饗宴~と題し、3人それぞれが主役という趣旨のコンサート。
ポップスの曲あり、ジャズの曲あり、クラシックギターの曲もあり、というもので、構成・進行をしていく上野さんの手によって、どのような演奏会になるのか私としても楽しみです。
出演:上野まな(ボーカル)、瀬田創太(ピアノ)、角圭司(ギター)

*1月17日
 ソロギターコンサート 千葉県流山市
これは、流山市で行われるコンサートですが、客席50席のところ、12月初めの時点で予約が60名を越してしまったために、公に宣伝する前に締め切ってしまったという新年早々嬉しいコンサートになっています。
私の2016年最初のソロコンサート。
普段のレパートリーから、映画音楽等も交えて演奏します。


上記3つの催し物で、演奏曲は40曲を超える見込み・・・。
年末年始は、練習に明け暮れてしまいそうです。

それでは皆さま、今年はどうもありがとうございました。
とても充実した年でした。

来年もどうぞ応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
良いお年を!!

昨日は、所用で少々あちこち廻ってから、今年最後の忘年会へ行ってきました。

生徒さんが、音楽忘年会を催し招いて頂いています。今年で3回目。

参加者一人1品持ち寄るというスタイル。
全部で15人以上でとても盛り上がりました。

音楽の話から世間話まで、いろいろな話に花が咲き、食事も数々の品で美味しかったです。

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恒例になってきた焼き鳥。
手前はしょうゆ麹ベース、奥は砂肝。

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串刺しにして仕込みが終わったものを薪ストーブの中に投入~。
薪ストーブなので、家の中全体が暖かく、しかもその暖かさが柔らかい。

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出来上がった焼き鳥。
これがとても美味しいのです。

ある程度、食が進んだところで、おもむろに演奏が始まっていきます。

今回は、昨年に続きケーナの渡辺大輔さんも参加し、その他にクラシック・ジャズピアニストの山本光さんも参加。

自分は、ソロではベネズエラワルツ(ラウロ)を弾いてみました。
それからしばらくして、鐘の響き(ペルナンブーコ)を山本さんにピアノのアドリブで付けて頂きながら弾いてみました。

クラシックとジャズを得意としている方なので、いきなりのセッションでもバランスや掛け合いがとても楽しく上手くいきました!!

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最後は、ケーナの渡辺さんと山本さんと3人で「スノーマン」を演奏しました。
最近、コード譜も少し慣れるために見る機会を設けていますが、やはり幅が広がるという実感。

仕事ではない場で、その場セッションをして交流する。
これも音楽をする者としての一つの醍醐味ですね。
また、先の広がりが感じられもします。

主催のKさん、ありがとうございます!!

贅沢で楽しい今年最後のひと時となりました。

先月訪れた青ヶ島の郷土料理とお酒の店があることを知り、行ってみました。

店は新宿にある「青ヶ島屋」

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看板に「日本の秘境」と書いてありますね。
行ったときには、なんとしても行くぞという気合で行っているので、冒険心5割・楽しみ4割・不安1割という具合ですが、後からこういった文句を見ると、自分が行った行程一つ一つを思い出します。

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刺身の盛り合わせは、「マグロ・クロマツ・クロムツ・シマアジ・クロソイ」。
どの魚も美味しかったです。
刺身は、島ダレという唐辛子ベースのソースをつけて食べます。これがまた美味しくてハマっています。

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島寿司もとても美味しかったです。
漬けにしてあるので、醤油も島ダレも付けずにそのまま食べます。

青酎も美味しかった!
この日は「池之沢」をトライしてみました。

さて、青ヶ島屋のマスターと会話をしましたが、先月私が滞在した「ビジネス宿中里」は叔母ということでした。
食事の時に、色々と魚のことを教えてくれたり、島の見どころを教えてくれた方は宿の姪っ子さんと聞いていたので、その事も話すと、青ヶ島屋のオーナーさんの妹だということが分かりました!!

旅中での関連記事は以下。
http://blogs.yahoo.co.jp/kcsumi/55304343.html

なんと世界の狭いことか。
お店は調べたので、こういう店があるのは分かっていましたが、親近感が感じられました。

さて、昨日は、ギターの友人と4人で行きました。
忘年会を兼ねて、これからの展望についても・・。

一緒に弾いてみようという話が持ち上がり集まったわけですが、楽しみです^^

前記事「少し早いけど今年を振り返って」の中で、たまに旅に出ることについて触れました。

普段の生活から少し離れてみる事が旅に出る目的ですが、旅に出ている間は、「自分はなぜ音楽をするのか」「誰のために音楽をするのか」ということを考えます。

この話題に触れると、内容が暗いものになってしまいますが書いてみたいと思います。

私の生活はある日を境に一変しました。
もう何年も前の事です。

自分自身に走った激震で、何がどうなってるのか全く分からない期間がしばらくありました。
しかし、その激震に立ち向かわなければならなくなり、そこから精神的な長い闘いが始まりました。

それでもレッスンは中断することが出来ないので、とにかくレッスンを続けました。
そういう時期でも演奏の仕事は入ってきます。

その頃の自分はボロボロでした。
精神的には弱くない方だと思っていた自分ですが、東海地方での演奏があったとき、生活が一変してから初めての新幹線に乗りました。

ですが、新幹線のホームに上がっていき新幹線を見ると、自分の精神が崩れていくのを実感しました。
なぜかは書くことは出来ません。

当然、その日の演奏はボロボロでした。
過去最悪の演奏だったと自分で思います。
でも、自分では「よくプログラム一通り弾き終えるまで座っていられた」と思っています。

それから、半年くらいですが、ある曲をひたすら弾いていた時期がありました。
「最後の日の夜明けに」・・・。

愛好家の方ならどういう曲がご存知だと思います。
特にエンディング・・・楽器が壊れるかというくらい弾きました。

今、それを思い出しても怖く感じるのですが、きっと、自分なりに何かを捨て去りたかったのだと感じています。
作曲者には申し訳なく思いますが、この曲は、この先、舞台でも自宅でも弾くことは二度とないと思います。

そんな中で、ごく近しい、事情を知っている方の中で、ある言葉をかけてくれた方がいます。

「明けない闇はありませんから頑張ってください」

・・・・ある時、友人があるところに連れていってくれたことがあります。
そこには、たまたまレジャーで訪れていた体格の良い男性2人がいました。

そこで何か1曲をということになり、「11月のある日」を弾きました。
弾き終わると、屈強な男性が涙を流しているのです。

そのとき、自分が音楽をする意味を深く認識した気がします。
それからしばらくの間、11月のある日を弾くときには、苦しくて肩や腕も泣きながら弾いている感覚でした。それよりも前の時期は、もっと攻撃的で速い演奏で「11月じゃなくて8月」と冗談で言われることもありました。

でも、そういわれた時でも、自分の精神を見透かされている気がして、凄い感性の方だと感じていました。

今年の7月のコンサートでは、その曲を一番最後に弾きました。
色々な想いが詰まっている曲ですが、コンサートに駆け付けてくれた方の顔を見てから、気持ちを込めて弾きました。

後日、生徒が、「11月のある日が前と比べて大分明るくなりましたね」とねぎらってくれました。
これまた、気持ちを見透かされているようで変な感じがします。
きっと、以前のような泣いている「11月のある日」は、もう弾けない気がしています。

自分が音楽をするのはなぜか・・・。
誰のために音楽をするのか・・・。

自分にとっては、楽しむためではない・・・。

楽しさや、悲しさ、辛さ、いろいろあると思いますが、寄り添うため・・・。

精神的にどん底を味わったからかどうか分かりませんが、最近、そんな気がしています。
もちろん、楽しむ音楽もしていきたい・・。

乱文読んでいただきありがとうございます。

今年1年の演奏予定が終わり、ホッとした気持ちもありますが、また先に繋がっていくものでもあるので、来年が既に楽しみになっています。

今年は帰国して10年目という年だったので、記念リサイタルをしたりCDを出したりと盛り沢山でした。

演奏も色々な所で、編成やコンサート形態も様々で、多くの人にギターを聴いて貰えたかなと自分なりに思っています。

そして、しょっちゅう行くわけではありませんが、旅にも出かけました。
旅に行くのは、普段の生活から少しの時間離れるという目的があります。

ギターの仕事の空間から、たまに自分の身を離してみる。
そうすることによって、いろいろな効果が得られます。

一つは、仕事からきっぱり離れて休息。
たとえ、レッスンや演奏がなくても、頭の中には練習のこと、新しい曲をどうするか、迫る演奏会の構成、レッスンのこと等々、考えたらきりがないほど頭の中を駆け巡ります。

そういった事柄から、一旦距離を置くのに手っ取り早いのが「旅」。

そして、旅先で行き会う人と接し、自然に接し、流れる音楽に触れて、思いっきり自由な時間を過ごす。

青ヶ島で知り合った人たちとも、音楽の話も出ましたが、音楽家という立場ではなく、人対人として純粋に接する中での音楽。
元村長さんに、演歌の伴奏をして欲しい!と言われましたが、私も仕事から離れているので、「喜んで!!」という具合に話に盛り上がることが出来ます。

こういったひと時は、専門家にとっては大切な気がします。
仕事から短い時間でも離れることによって、普段の自分の専門の尊さも再認識することが出来るからです。

そして、再認識を自覚すると、音楽のことに新たな気づきも得られ、ふっと1歩が進んだように感じられもします。

・・・・・・・・・・・・・・・

帰国してからの10年。

本当に色々なことがありました。
楽しいことや悲しいこと、悔しいことなど・・・。

そういったことがあって今の自分があります。

そういう色々な流れの中で、自分が知り合う人の数は限りがあるけれども、温かく支えてくれたり受け入れてくれたりしていることに感謝するばかりです。

来年は、さらに充実した年になると良いと願い、頑張っていきたいと思います。

さあ、今年も残りの仕事、思い切り駆け抜けます!!

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