2015年11月

上野の東京文化会館で行われたアナ・ヴィドヴィチさんのリサイタルに行ってきました。

今回はチラシの挟み込みの手伝いにも参加しました。
普段は、プログラムにチラシを挟む込む作業を一人や二人など少人数で行うそうです。どのように挟み込み作業するのか手伝いながら拝見しましたが、その早業には驚きました。

主催者の早業の前に自分はシケインと化しているかのよう。
作業の迅速化を目指して、主催者の方と同じように真似してみましたが、左利きの私には、重ねる順番が逆になってしまう事が分かり、100%の真似が出来ず。しかし、ある程度の技は盗めた感触。

さて、コンサートですが、東京文化会館小ホールは満員でした!!

どの曲も、素晴らしいテクニックを土台として、何曲でも優雅に歌って奏でるのは見とれてしまいます。
毎回、歌い方が少しずつ変化していて円熟味が増していると感 じました。
プログラムの3分の1くらいは日本で初めて弾く曲。バッハやジュリアーニ、スカルラッティは初めて聞いたのでとても新鮮でした。

今回も、アナさんのコンサートの曲目解説の依頼を受けて、当日プログラムで解説しました。
前回までとは異なり、「アナさんの演奏を見ることが楽しみになるような趣旨の解説を」とのことでしたので、お客様にどういったことを紹介すると、演奏を見るときにワクワクしていただくことが出来るかを考えながら書いてみました。

アンコールも3曲あり、とても良いコンサートでした。
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NHKでコンサートの様子が放送されるようです。放送も楽 しみですね。
また、次回の来日も楽しみです。

つくば市のフランス家庭料理グルマンでA.R.C.のライブを行いました。
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ライブは昼でしたが、夜にお店を撮るとこんな感じです。
合併してつくば市になるよりも前の、さくら村だった頃からあるお店です。
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今日使ったマイクはこれ。AKG451EB。
気に入っています。
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会場は満席状態で、とても嬉しかったです。
今回は写真を撮ってもらったので、自分が写ってます(笑)。
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楽器を持ちながら3人でのショットは久しぶりかもしれません。
とても楽しく演奏しました。

今年のA.R.C.での演奏はこれが最後の予定です。
駆け付けて頂いた音楽仲間の皆さんとも一緒に撮りました。
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私の隣から順番に、サックスの鈴木さん、オカリナの河崎さん、山下さん(ARC),啼鵬さん(バンドネオン)、友常さん(ピアノ)です。

来年はタンゴのライブも結構充実していきそうですので、勢いをつけていきます!!
今日は、皆さま、どうもありがとうございました!!


現代ギター12月号では、私が関連したことが2つ掲載されています。

1.特集 ギタリストの使うギター弦
2.今月の楽譜より : 花~Bloom again(上野まな~瀬田創太~角 圭司)

使用している弦について掲載されています。
他の多くのギタリストについても掲載されていると思いますので、拝見するのが楽しみ。

もう一つは、「今月の楽譜」のページに編曲譜が掲載されました。
上野まなさんの「花」という曲です。
上野さんの曲で瀬田創太さんの原曲コードアレンジ。それを私がギターソロバージョンに編曲してみました。
8月に現代ギターGGサロンでインストアライブを行いましたが、アンコールでこの曲を演奏したところ、ギター愛好家の皆さんにご好評をいただき、また、現代ギターの方からも褒めていただいて掲載に至りました。

弾きやすく編曲しましたので、是非、お試しあれ^^

原曲は以下の上野さんのyoutubeの1分27秒から聴くことが出来ます。

歌詞もとても良いですよ!!
来年1月16日のコラボが楽しみです。

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これは夏に家の庭に咲いた花です

八丈島での滞在時間は8時間30分程度。
しかし、レンタカーの手配や帰りの飛行機のチェックインなどを考えると、実質7時間くらい。
その時間内であちこちを見て廻りました。
突撃観光になったので、レポートも突撃レポで(笑)。

大坂展望台から八丈富士と八丈小島を見た後は港に移動して、八丈富士を眺めました。

その後は、南原千畳岩海岸。
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八丈富士の度重なる噴火で形成された海岸。

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広い千畳岩の先端まで降りていってみました。
溶岩なので岩が黒いです。海水はやはり紺碧。
海面ギリギリまで降りてみると見上げるほどの岩の高さ。
凄いです。

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宇喜多秀家と豪姫の像。
宇喜多秀家は、関ヶ原の戦いで敗れた後は、八丈島に流されたそうです。それから没するまでの50年間をここで過ごしました。豪姫を八丈に帯同することは許されず、生涯別々に生きていかなければならなかったようです。

八丈富士の噴火が1605年にありました。
そして、宇喜多秀家が八丈島に来たのも同年。
かなり大変だったのではないかと窺い知ることが出来ました。

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その後は、八丈富士に登り一周してきました。
空港と三原山です。

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牧場もありました。
山の上から街を見下ろすと、大体の方向を把握することが出来ます。
旅に出たら、まずはその場所の一番高いところから街を見ろとよく言いますが、確かにその通りだと思いました。
見下ろした後は、山を下りても地図がいらないほど方向感覚が分かりやすくなりました。

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島を一周している八丈一週道路。
青ヶ島の周囲は約9キロでした。
八丈島一周道路は全長約90キロ。
島の大きさの違いから、散策の仕方も変わってきます。

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山から下りた後は、島中心部にある一休庵で明日葉うどんを食べました。
とても美味しいうどんに夢中になっていると、店に入ってきた人から・・・「あれ!角さん」
との声。

食べながら、「八丈島に知り合いはいないけど誰だろ」と思いながら見上げると・・・

青ヶ島で私が乗る臨時チャーター便のヘリを見送ってくれた3人!!
ヘリポートでは、「また、いつかどこか旅先で顔を見かけたら声を掛けてください」といって別れました。

お三方は、臨時便のあとの定期便で東京にすぐに戻ると言っていました。
いつか旅先で再び顔を見かけるタイミングが早っ!!

そういえば、青ヶ島のビジネス宿中里の食堂で、八丈島でのお勧めの食事を聞きましたが、場所が上手く分からずになっていました。
そのお勧めは「一休庵」だったのです。
私は、八丈に着いてからレンタカーの職員にお勧めの店を聞いて一休庵に行きました。

しかも、八丈富士を眺めながら立っていた堤防で見えたヘリにお三方が乗っていて、皆さんは東京、自分は八丈島・・・と思っていたところでした。

思わぬ珍道中。
これだから旅は面白いのです。

もう一度皆さまにご挨拶をして、八丈島探訪の続きに出かけました。

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昼食の後すぐに向かったのは、中心街から一番遠いところ。三原山の裏側にある温泉「みはらしの湯」。
人が少なくて、ほぼ貸し切り状態。
太平洋を眺めながらの温泉は格別でした。

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温泉の帰りに見つけました。

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八丈島灯台。
青ヶ島2日目の夜に、星空を見ていた時に海の向こうに見えていた灯台です。
地図で探しましたが、はっきりとした場所が掴みきれていなかったのですが、タイミング良く目に入り寄ってみました。

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温泉から街に戻る途中に、この様な玉石の石垣が連なっている地区があります。
明治期はここに庁舎がありました。
壮観です。

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そして、これも街に戻ってきてすぐに見つけた宇喜多秀家宅跡。

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抜け舟の場。写真の中の説明に書いてあるとおりですが、その昔、罪人がここから脱走しようとして船を発していった場所だそうです。しかし、成功した例は1例のみ。浜から海を見ると、相当な覚悟で以て海に飛び出したのだろうと容易に想像がつきます。

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以上、突撃観光のレポートでした。

今度来るときは、レンタサイクルでのんびりと廻ってみたいです。
ちなみに、八丈では半分くらいの箇所を廻っている間雨でした。

ようやく、青ヶ島・八丈島の旅の記事はひと段落。
やっぱり、旅って良いものです!!

旅3日目の11月11日。
前日のヘリ欠航を受けて、11日の臨時便に乗せてもらうことが出来ました。
臨時便の搭乗手続きは午前7時45分から8時05分まで。青ヶ島発は確か8時20分だったかな。
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青ヶ島ヘリポートです。

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ヘリポートのターミナルビル。
こじんまりとしています。
建物には右の扉から入り、搭乗手続きを行います。
荷物の重さを計りますが、自分の体重も申告しなければなりません。
手続きが終わると、建物の左の扉から出てきます。その時点で保安検査も終了しているので、それ以降は張られているロープよりこちら側に来てはならなくなります。

私の青ヶ島の予定は、当初、1泊でしたが、天候により1日延泊しました。
しかし、日中は雨に降られることはなく、2日目の夜には綺麗な星空も見ることが出来ました。

ただでさえ、予約を確保することも難しい青ヶ島行。
島の人の話では、私の今回の旅については、とてもラッキーだと言われました。
予約しても八丈島から青ヶ島に来れないことも多く、青ヶ島入りしても滞在中ずっと雨で何も見れずに戻っていく人も結構いるそうです。
私の場合は、一日延びて、帰りのヘリの搭乗については焦った部分がありましたが、見れるところはすべて見ることが出来、翌日のチャーター便できちんと帰れるからです。

これまでに青ヶ島に5度来ている方にも聞きましたが、今まですんなりと帰ることが出来たことは一度もないとのことでした。

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これは10日に撮った風景。
ヘリポートから街を望みます。

臨時チャーター便では、大半の人が観光で来ている人でした。
前日は欠航になったし、私が渡った9日は観光は自分一人だったので、数日間滞在している人たちということですね。
その中に、5名グループで旅行に来ている方々がいました。
ところが、そのうち1名だけチャーター便にも定期便にも乗れなかった方がいました。
臨時便はしばらく出ないということだったので、大変そうでした。

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青ヶ島 → 八丈島のヘリ。
近いけど遠いところですね。

島の人は、厳しい環境の中で生活しているからかどうか分かりませんが、寡黙な人が多かった気がします。
そんな中で、口数は少なくても人情はとても厚いということが伝わってきました。

本土では、ある程度のお金があれば、大抵のものは手に入れることが出来ます。本当に便利だと思います。しかし、その一方で、隣に住んでいる者同士知らなかったり、ちょっとしたことでトラブルになったりと、ストレスの多い社会になっていることも確か。
青ヶ島は、船やヘリが運行されないと、商店の陳列棚の物が無くなったり、1週間ぶりに船が着いても、欠航が重なると届いた野菜が腐っていたりということがよくあるそうです。ちょっと出かけて遊ぶような施設などもありません。
そのかわり、何かあれば皆で協力する団結力、限られたものを大事にする気持ちが特に強くあるように感じました。そして何よりも、都会では見ることの出来ない大自然。
厳しい大自然と共存している姿をほんの一瞬ですが見ることが出来、とても考えさせられた気がします。

さて、帰りのヘリで約20分。
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着陸直前のヘリから見た八丈島。

八丈島のホテルとセットになっていたレンタカーも一度キャンセルしてしまったので、空港で改めてレンタカーの手配。すぐに迎えに来てくれました。
レンタカーを借りてまず向かったのは、大阪展望台。
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八丈富士と八丈小島です。大阪展望台は三原山に向かう途中の海岸沿いの道にあります。

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大阪展望台のあと、港に移動して八丈富士を見ました。

この堤防にいるときに、上空でヘリの音がしました。見上げてみると、青ヶ島から飛んできた定期便のヘリ。定期便には同じ宿で知り合った3名が乗っています。ああやって、自分も戻ってきたんだなと眺めてました。

それにしてもどちらの島も海が綺麗です。
八丈島滞在は、夕方17時15分の飛行機に乗るまで。
突撃観光になっていきました^^


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