2015年06月

早いもので、今年前半もあと少し。
色々な演奏をさせて頂きました。
場所も各地でさせて頂き、ますます頑張っていきたいと改めて思いました。

自分にとって、普段とちょっと経験をしたのは、八坂神社の完功式のイベントで演奏させていただいた際に、「君が代」を弾いたこと。

国歌斉唱はよくあることだけど、ギターでプログラムの冒頭で演奏したことは自分にとっては特別でした。
しかも、間違えられない曲だし、目の前には市長も在席されていたので、とても緊張しました。

もちろん、ギターのコンサートはどの舞台もとても勉強になっています。
そして、多くの方に温かく迎えて頂いていることは、とても嬉しく思います。

さて、それ以外では・・・

今月上旬に経験した、初めてのピアノ演奏。
発表会に参加させて頂きました。
昨年の9月から始め、なんとかソナチネをやってみたく練習しました。

思い起こしてみれば、昨年の同時期は、ミュージックプラントの講師演奏でご一緒させていただき、エクスプローラーでアイアン・メイデンの曲に参加させて頂くことが出来ました。メタルの曲ですね。

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楽しかったひと時ですね^^

もっともっと、色々な事をやっていきたいと思っています。

さて、いよいよ下半期に突入しますが、日にちの近い演奏をご紹介します。

・7月7日 公開リハーサル for 帰国10周年記念リサイタルof東京文化会館
これは、7月18日の東京文化会館のリサイタルチケットをお持ちの方が対象です。

・7月9日 タンゴフェスタin土浦 A.R.C. 啼鵬(バンドネオン)、山下亮江(ボーカル・パーカッション)、角 圭司(ギター) ゲスト:高橋大輔(ケーナ)

・7月18日 帰国10周年記念リサイタル 東京文化会館小ホール ゲスト:尾尻雅弘

・7月26日 LECGC ギターコンサート 神奈川県横浜市 大倉山記念館

・8月29日 ギターとピアノの夕べ 茨城県北茨城市 自然食レストランパンプキン 角圭司(ギター)&廣畠愛(ピアノ)

どれもプログラムが違うのでとても楽しみです。
そうそう、8月29日のパンプキンでは、トローバのソナチナをギター&ピアノバージョンで弾きます。
オケのパートのピアノレダクション版です。
ソロ版もとても良いですが、この2重奏版もとても綺麗です。

頑張ります!!

27日は、ギター文化館でレッスン。
ほとんど一日レッスン室に籠るのですが、少しだけ時間があったので職員さんと久しぶりに色々と話しました。

今後の演奏についてとか・・・
何をやってみたいのかとか・・・・

最近、色々とアイデアが湧いてきます。
といっても無限に湧き出るほどではありませんが(笑)

夕方、欠席になってしまった生徒さんがでたので、次の生徒さんが来るまでの時間、久しぶりに舞台で練習をしました。

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今日は湿度が高かったのですが、やはり良く響きます。
いま練習している最中の曲を、半分程度とおしてみました。

やはり、弾いていて爽快です。
本番の舞台を頭のなかでイメージして弾いていたら、誰もいない空間でもとても緊張してきます。
さらに、イメージを膨らましていったら、指が震えてきました。

ここまでイメトレのコントロールが上手くいくと、舞台での練習も楽しいです。この状態で1曲を弾き終わると、練習なのにコンサート中の様に熱くなります。

7月7日には、7/18日のチケットをお持ちの皆さまだけの限定で、公開リハを行います。
リハ会場でチケットを購入の場合でも、リハを見て頂くことが出来ます。

公開でリハをするのは、今回が初めてです。
私の師匠も、一度だけスタジオの生徒だけをホールに招き入れて、リハを行ったことがありました。
私たちに見てもらって、緊張した状態で練習したいと言っていたのが記憶に残っています。

そのすぐ後に行われたピーボディの教授コンサートでは、素晴らしい演奏をされていました。
リハで、出た課題を本番までの短い時間で全て克服するあの姿は、今でも強烈に脳裏に焼き付いています。

コンサートと同じくらいの緊張感をもったリハ会場を是非、皆さんで私に与えてください。
私は受けて立ち、集中したいと思います。

日が替わってしまいましたが、26日は都内をあちこち行きました。

・スペインギター音楽コンクールの第1次予選審査会(録音予選)
・丸ビル
・上野まなさんのライブ

です。

まず、スペインギター音楽コンクールの第1次予選審査会。
朝は、電車でウトウトしてしまい、危うく品川方面まで行ってしまうところでした。

遅刻はすることなく審査会が行われる現代ギター社GGサロンに到着。

午前中から録音審査をしました。
第1次予選の課題曲は、ソルの「ギャロップ」です。

色々な演奏がありましたが、録音から伝わってくるのは、皆さん一生懸命に弾いているということ。
自分も新CD「マエストーソ」にギャロップも収録していますが、自分が録音した時のことも思い出しました。

間もなく皆さんの手元に結果が届くことと思います。

審査会が終わった後は、山手線の反対側にいく予定が入っていたので、すぐに移動。
東京駅周辺に降り立ち、食事も駅近の丸ビルで採りました。

食事は久しぶりのベトナム料理。
フォー・ガー(鳥のフォー)と生春巻き。

そういえば、私は食事の写真はよほど「撮ろう」と意識していないと取らないで終わってしまいます。

撮影欲、食欲に勝てず・・・^0^


その後は、上野まなさんのライブにお邪魔しました。

ライブ後にはお話もして、音楽の世界は皆家族だ!と思うような繋がりを再実感しました。
世界は広いようで狭いものです^^
今日がNEWアルバムの発売日で、私も購入致しました。

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今日、ギター演奏されていた方のお母様が、私がよくお世話になるライブハウス「POLKA DOTS」のママさん。

ギターは、アコースティックとクラシックギターを使用していました。
編成はボーカル、ピアノ、ギター。

とても楽しく新鮮なライブでした!!

上田方面を訪れると、毎回行くのが蕎麦屋。

友人に連れて行ってもらってからやみつきです。

今回も20日の昼に一人で行ってみました。

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草笛というお店です。
毎回そうなのですが、今回も満員状態。

順番待ちのリストに名前を書き込んで待っていますが、一人だと後回しにされがちです。
2人や3人など複数で来店している人が先にテーブルに案内されていきます。

しばらく待っていると、要約呼ばれました。順番も自分を何番も飛ばされていました。
ウェイトレスに「合席になっても良いですか?」と聞かれたので、断る理由はないから承諾。

昼食が済んだら演奏会場のアランフェスに向かうこともあり、気持ちは蕎麦半分、演奏のこと半分という具合に近い状態でしたので、合席になっても全く気になりませんでした。
仮に、合席になったとしても食べたらすぐに楽譜の確認をしたかったので、すぐに席を立つつもりでした。

私が先に席について、少しすると・・・
老人が私のテーブルの方に向かってゆっくりと歩いてきました。

そう、合席になった方は年配の方。

注文はほぼ同時にしました。
向かい合って座っている位置関係なので、黙っているのもなんとなく変な感じがします。

老人は杖をついて一人で来店してきたので、質問をしました。
「この辺にお住まいなのですか?」

すると、すぐ裏に住んでいるとおっしゃいました。
私にも居所を聞かれたので答えると、細かい話の流れは覚えていませんが、私の事を「孫みたいだ」というような内容から、どういうわけか、戦時中の話となりました。

金沢に3か月滞在して、大砲の部隊に配属され監視役として兵役に就いていたこと。高崎に再入隊したのが8月15日で再入隊したその日に終戦を迎えたことなどを懐かしそうに話していました。

私の祖父が、衛生兵として台湾にいたことや、祖父の友人は特攻隊員だったが、飛び立つ2日前に終戦を迎えたので特攻をしなくて済んだ話などをすると、その老人の友人にも特攻隊員がいたことを話してくれました。

その方は、特攻当日、自身の乗る飛行機が故障で離陸できなかったため死ななくて済んだそうです。
まるで、映画「永遠のゼロ」の話のようでした。映画の終盤では、「このような話が日本中にあった」というシーンがありましたが、まさにその通りなのだと思って聞きました。

私は中学の頃に帰省した時に、祖父の友人から、「特攻隊員になると、飛び立つ1週間前から出陣までは、何でも食べたりできるというように待遇が破格に良くなる」と聞いた記憶があります。
そのことを訊ねると、それは本当だったと教えてくれました。


話を聞くと、その老人は93才。
今年は戦後70年ですから、終戦時で23歳だったということになります。

その方の話では、「戦争はやってはいけないという事は、自分たちは身を以て経験しているからダメだということが実感で分かっている。でも戦争を知らない人は、頭では分かっていても実感はないだろう」と言っていました。

その通りだと思います。。。

手元にギターがあったので、アメリカに滞在していたことも話しました。
すると、アメリカでは日本と闘ったことをどのように思っているのかを私に聞いてきました。

私は在米中に、同じような事をアメリカ人からも聴かれたことがあります。
アメリカでは、政治的な事や歴史の事を思いのほか、話すことがあります。学生同士でもよく議論しているのを目にしました。そんな議論の輪に入っていると、「日本人としてはどう思うか?」と聞かれたりしていたものです。

私は、面と向かっている老人に真珠湾のことを話しました。
「アメリカ人は真珠湾攻撃のことは今でも良い印象を持っていません。」

実際に戦争を体験した方に対してどのように話すか少し迷いましたが、素直にそのまま話すことにしました。
すると、その老人・・・・

「やはりそうだろうね。」
「お互いに良い印象がないのは同じなんだろうね。」

と言われました。

当時、高崎駅の駅舎には、機銃掃射で打たれた玉の跡がたくさんあったことや、B29から落とされた爆弾が真下ではなくものすごい勢いで飛行機と同じように向かって飛んできて、近くに落ちたときに同僚が亡くなったことなど、「それは修羅場だったよ」と穏やかな表情で話していた姿が印象的でした。

しばらく前までは戦争の話をする気にはならなかったそうです。
しかし、自分の年が老いてきたので、最近は話すようになったと言っているのを見ると、伝えることは大切なのだなと強く感じました。

席を立つとき、貴重な話を聞かせて頂いたお礼を言うと・・・逆に、

「楽しい時間でした。ありがとう。」

と言葉をかけてくれました。

普段出来ないような話を聞くことが出来る・・・貴重な昼食の時間になりました。

軽井沢で演奏した翌日は、上田市のスペインバル&カフェ「アランフェス」で演奏をさせて頂きました。

アランフェスで演奏させていただくのは2回目です。
お店の方はとても気さくで、料理もとてもおいしいです。

パエージャは私のとても好きな一品で、何度食べても美味しいのです!!

演奏曲目は前日の軽井沢と同じ。

お客様はギター愛好家や大好きな方が集まってきていることもあり、会場全体が一つになっている感があります。

とても気持ちよく演奏することが出来ました。

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演奏や打ち上げの写真を自分のカメラで撮るのを忘れていました。

遅い時間まで打ち上げも盛り上がりました。
どうもありがとうございました!!

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