2015年05月

ギター工房に行ってきました。

大震災で不通になっていた常磐道が3月に再開したので、東北道経由をせずに真っ直ぐ仙台まで北上しました。

広野の辺りから高速道路脇に線量計が時折設置されています。

福島県の双葉町は5.6マイクロシーベルトでした。
道路のアスファルトは新しくなっており、PAやSAも新しかったです。

常磐道を北上していく場合は、東北道を経由するよりも45分ほど所要時間が短くなります。
これで再び便利になりました。

さて、今日は、現在使用している楽器の確認作業。

そして、色々と材料などの話題で盛り上がりました。
中でも、ひときわ話に花が咲いたのは・・・”チューリップ・ウッド”
ハカランダ・ロサと言われる木材です。
学名は、ブラジリアンチューリップウッド(Brazilian Tulipwood:Dalbergia frutescens or Dalbergia variabilis)、ハカランダ・ローザ(Jacaranda Rosa)。
チューリップ・ウッドと同じ名前で「イエロー・ポプラ」という木材も有るようですが、これは全く別の材です。

なんでも、非常に希少な木材で、楽器に使えるチューリップ・ウッドは世界的にも非常に稀だそうです。


http://www.rw-bijoux.jp/rare_wood/tyurip.html
三浦さんに見せて貰いましたが、とても綺麗です。

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この材料を目にして・・・「お~!」
という印象。
どちらにしようかな~
なんて(笑)

マーチンが過去に数本この材料でギターを制作したらしいですが、ものすごいビンテージなのだそうです。

実際に手にしてみて、「おお~~!!」
という印象。

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塗るとこんな感じになるのだそう。
鮮やかな色ですね。

昔はヨーロッパの王室などの家具に使われることもあったようです。
なかなか楽器に使えるほどの大きなものは無いようです。
最近ではビリヤードのキューなどには使用されたりしていると聞きました。

ハカランダ系の木であり、とても良い材料ということで、音色も聴いてみたいなあと思いました。

色々と教えて頂き、メモも取りました^^

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こんな素晴らしい材料で出来る楽器・・・。
弾いてみたいものです!!
・・・って(笑)^0^

間もなく新しいCDが発売になります。

アルバムのタイトルは「Maestoso」マエストーソ。
古典の曲で構成しています。

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曲目
フェルナンド・ソル 1778-1839
1.魔笛の主題による変奏曲Op.9

6つの小品Op.32
 2.アンダンティーノ
 3.ワルツ
 4.アンダンテ・パストラーレ
 5.マズルカ
 6.アンダンテ
 7.ギャロップ

8.純粋 

アントン・ディアベリ 1781-1858
ソナタ第2番イ長調
 9. 第1楽章、アレグロ・リゾルート
 10.第2楽章、アダージョ
 11.第3楽章、メヌエット・アレグロ
 12.第4楽章、ロンド・アレグレット

マウロ・ジュリアーニ 1781-1829
私が選んだ花の選集Op.46より
 13. 第2曲、パンジー
 14. 第3曲、ユリ
 15. 第8曲、スミレ
 16. 第6曲、ナデシコ

17. ソナタ・エロイカOp.150

発売は7月21日
この日より少し前のコンサートでは、会場で先行販売を行います。

どうぞよろしくお願いいたします!!

今日は、竜ヶ崎市の八坂神社の完功式で演奏をしてきました。

大震災で社がダメージを受けてしまい、大修繕が行われたそうです。
式では昇殿させて頂きました。

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雅楽と巫女舞も堪能しました。
式の後は、パーティ会場に移動し、再び巫女舞を拝見。

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私は、その後に演奏させていただきました。

演奏曲は日本の曲ばかりですが、はじめに「君が代」を演奏。
君が代を演奏するのは初めてでした。

なんといっても、悩んだのはどのようにして弾くかということ。
あまり音を足しても変な感じがすると思い、オクターブで全て弾きました^^
本当は2オクターブの差をつけて弾いてみたかったけど、調についても考えて、そのままの調で1オクターブで弾くことにしました。

それにしても、「君が代」を演奏することは緊張しました。
もし、ミスでもしようものなら「非国民!!」と言われるかな(笑)とか・・・。

演奏前に歌詞の意味も調べてみましたが、とても深く威厳のあるものですね。
クラシックギターの曲ではないけれど、演奏する機会を与えて頂き、とても嬉しかったです。

アンコールでは、自分のレパートリーを演奏しました^^
さて、今日はこれからレッスンです~。

楽器の演奏でよく話題に出る脱力・・・

これは、学生のころから常に意識して取り組んでいることですが、私はレッスンのときには、脱力をして楽器を弾くことに対しては、2段階のことを考えて指導します。

まず、力を抜いて・・・というのがその第1段階。

多くの方が、この脱力という課題で時間を要します。

しかし、本当に楽器を上手く弾くには「脱力」だけでは足りないわけで、その先に何をするか、あるいは、どう考えていくかということを行わなければなりません。

脱力といっても、楽器を弾く際の最低限の力は使う、ということもありますが、私がここで考える第2段階とはそれとは異質のものです。

ここで、脱力とは何かということを、改めて考えてみると、「力を抜くこと」となるでしょうか。
この言葉は、使うのは簡単なのですが、私はレッスン時は出来る限り脱力とは言わないようにしています。
なぜなら、捉え方によっては、筋肉を「たるませる」というような意味としてとらえる方もいるからです。
私の意味する「脱力」とは、筋肉を「ゆるめる」こと。

この説明は、単なる身体の筋肉などの力学的なものでは十分ではなく、どういった精神状態に持っていってどのような意識で取り組むかということを考えています。
でも、レッスンで精神的なことを言い始めると、何やら、危ない方向にいくのか???
とも感じてもいけないので、なかなか説明が難しいところです。

ですが、つい最近、とても参考になるものを発見しました。
「五輪書」
そう、剣聖宮本武蔵が残した書です。

先週末、関西に行った際、金曜日の昼間に少し時間があったので、紀伊国屋に入りました。そこで見つけた本です。

これの「水の巻」は、実際の身体の使い方が書いてあるのですが、いかに身体を緩めた状態にしていくかということが書かれています。そして、どのようなイメージをするのかということにも触れています。

緩めに緩めることが実現したときに、動作が素早くなり合理的な動きを作り出すことが出来るということです。

これは、兵法書ですが、具体的には太刀を握る際の指の1本1本まで細かく記してあり、いかに身体の使い方が重要かを説いている貴重なものだと思います。
いわゆる「脱力」というものの説明や実践をするにあたっては、とても参考になる内容です。

兵法と音楽と、行う内容は異なりますが、極めることに対しての意識や身体の使い方には共通するものが多々あると言えます。

是非、皆さんも一度読んでみてはいかがでしょうか。

ここ最近、非通知での電話が数度かかってきています。

非通知拒否にしていましたが、何度もかかってくるので、一体どこからかかってきているのかと思い、拒否設定を解除してみました。

すると、かかってはくるのですが、電話の着信音が一度か二度なるだけで切れてしまいます。

単なるいたずら電話のようです。

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