2015年04月

ギター文化館でミニコンサートを行いました。
14時と16時の2回。各30分程の枠です。

月に一度の割合で、所蔵されている楽器を紹介する趣旨でミニコンサートをするとなっています。

14時からの演奏では、1945年のミゲル・ロドリゲスを弾きました。
演奏した曲は、
6つの小品(ソル)
純心(ソル)
ソナタ・エロイカ(ジュリアーニ)
アンコール:11月のある日(ブローウェル)

当初は、16時からも同じ内容で演奏しようと思っていましたが、14時からのお客様が引き続き16時も観覧して下さったので、楽器も内容も変更することにしました。

楽器は、トーレス、ドミンゴ、三浦隆志の3本。

演奏曲は、
トーレス
ラグリマ、アデリータ(タレガ)
6つの小品よりアンダンティーノ(ソル)

ドミンゴ
私が選んだ花の選集よりパンジー(ジュリアーニ)
魔笛の主題による変奏曲(ソル)

三浦隆志
ソナタ第2番より第2・4楽章(ディアベリ)

です。
16時からの部でもアンコールを頂いたので、アルハンブラの想い出を上記の3本の楽器でそれぞれ弾いていく聴き比べをしていきました。

私としてもとても楽しいミニコンサートでした。

5月3日には、フェスティバルの一部として再び所蔵楽器をしようするコンサートがあります。
そこでは、私はデ・ラ・チーカ(1976年制作)を使用しようかなと考えています。

お楽しみに!!

上半期の演奏の予定がいろいろと頂けて嬉しく、準備も少しずつ進めていますが、日程の紹介をしたいと思います。

4月29日 茨城県石岡市 ギター文化館 
5月3日 ギター文化館 名器コンサート
6月6日 A.R.C.(ゲスト演奏) 土浦第ニ高校 同窓会 
6月14日 北海道札幌カフェふらっと
6月20日 長野県上田市 アランフェス
7月9日 茨城県土浦市 さはん治 A.R.C.ライブ 
7月18日 東京都 東京文化会館 リサイタル

です。
個別には順次、改めて告知をしていきます。

今月29日のギター文化館でのミニコンサートでは、以下の曲目を予定しています。

6つの小品から(ソル)
純粋(ソル)
ソナタ・エロイカ(ジュリアーニ)
ほか

です。
是非、いらしてくださいませ。

現代ギター誌5月号に特集記事としてスケールの事を書きました。

いかに機能的に指板を理解していくかがメインポイントです。
もちろん、機能的なことを習得していくためですので、基礎的な部分では、譜読みの効率化、迅速化、暗譜の簡易化にも繋がります。

演奏にももちろん役に立ちます。

アーロン・シェーラーの教本で取り上げられたSqueeze Siftについても少しだけ解説を入れました。
シェーラーの教本は発売されてから結構経っていますし、アメリカのギターショップでは、どこででも、ほぼ手に入れることが出来ます。

ピーボディ音楽院の教授はアーロン・シェーラーからレイ・チェスター教授に引き継がれ、さらに進化していったと言えます。その流れで広がったのが今回紹介しているスケール。

レイ・チェスター教授は、技術的な事を教えることに関しては非常に深く細かいところまで機能的に教えていました。そして、厳しかった・・・。

いろいろな技術的な事をチェスター教授の下で研究していきましたが、どの学生も深夜まで頭を抱えながら修練していた記憶があります。

学問的に追及していったのがレイ・チェスター教授
それを演奏の実践としてレッスンをしていってくれたのがマヌエル・バルエコ教授

今回の記事では、そんな中からスケールを紹介したわけですが、ページで言うと8頁という中で紹介しています。そのスケールを段階的にいくつかの訓練の仕方でクリアしていくわけですが、文字数の関係でそこまでは書けませんでした。また、ギターを弾き始めて間もない方々のために、初心者・初級者向けの内容から書き始めてみました。

記事の内容分は、すぐに習得することも簡単ではないので根気よく行っていただけたらと思います。

経験上、中級以上くらいの方でも、月に2~3回のレッスンの時間の一部を利用して訓練をしていって、混合スケールをクリアして習得するまでに数か月かかっています(個人差はあります)。

訓練方法は、生徒さんの進み具合を見ながら調節しています。

場合によっては、その前段階としての訓練も行う事があります。これもピーボディで研究した内容です。

繰り返しになってしまいますが、記事の内容は、根気よく行っていってください。
その代わり、地道に習得していったら、譜読み(運指探しという意味で)が以前よりもきっと楽になるはずです。


私は、このスケールをはじめとした様々な訓練を授業で受けたとき、その授業が一番苦手でした。毎週、この授業の時間が来るのが嫌でした。

だけど、今となっては一番役に立った授業の一つだと実感しています。

帰国して10年を機に、自分が経験して学んできたことを、なるべく分かりやすい様に広めて皆さんに役に立ててもらえたらと思い、紹介していこうという気持ちになりました。

一人でも多くのギターファンに、このスケールに興味を持ってもらえたらと願っています。
なお、これはクラシックギターだけでなく、アコギやエレキでも役に立てて頂けたら嬉しく思います。

今日は午前中から昼にかけてレンタサイクルで自転車を借りて京都散策。

堀川通り沿いにある店で借りました。
7段変速のスポーツタイプ。これで寺院や史跡廻りをするのは爽快です。

まずは、お店から一気に堀川通りを北上。
これがひたすらゆるい登りで、結構疲れます。
堀川今出川という交差点を左折するはずですが、なぜか行き過ぎてさらに北上していました。
大きな交差点なのに、完全に見落としていました。

しかし、そのおかげで思いがけないスポットを2つ見つけました。

一つ目
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紫式部の墓所です。

大きな通り沿いにひっそりとたたずんでいました。
祭ってあるお寺はあるのだそうですが、ここは墓所。
私以外誰もいませんでした。
古墳のように盛り土がしてあるお墓です。

線香が上がっていました。

思いがけない紫式部との出会い。
過去の偉人と1対1で向き合っているのがなんとも言い難い気持ちにさせられました。

行き過ぎてしまった大通りを戻っていくと、今度は山名宗全邸跡を見つけました。
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現在は、その地にはマンションが建っていました。

なんだか、道を間違って得した気分です。
バスや地下鉄で移動していたらきっと見つけられなかったスポットだと思います。
これだから、観光地は徒歩か自転車に限ります!!

そして、今回の目的地、北野天満宮。
菅原道真公が祭られている総本社。

イメージ 3


帰りは、緩やかな下りに転じるので、非常に楽でした。
そして、新幹線で夕方東京着。

夜は、秋葉原でレッスンをして帰宅しました。

今日は(20日)、朝の新幹線で京都に向かいました。
新しいCDのブックレットについての打ち合わせです。

タイトルも決まったし、発売日も決まったし。あれ、これはもう公表して良かったのかな・・。ゴーサインが出れば、お知らせします^^

ブックレットの解説などはどのようにするのかも方向が決まりました。
そうそう。
このCDの制作にあたっては、アナさんがメッセージをくれましたので、それも掲載することになると思います。

いよいよ、完成が見えてきたなという状況。
どのような感じになっていくのか楽しみです。

打ち合わせ後は、新京極界隈をウロウロと散策しました。

夕方は、京都から梅田に移動。
京都駅のホームでは、中央に郵便ポストが設置してあるのを見つけました。
これまで何度も利用していますが気が付きませんでした。

それにしても、電車を待っている間、このポストに郵便物を投函した人はゼロ。
他の駅でホームにポストを見かけたことはないので、不思議な感じがしました。

梅田では、フルーティストの山腰まりさんと久しぶりに再会しました。

彼女は私にとって唯一の日本人の同期生。

2006年か2007年にギター文化館で一緒にコンサートをしてから会っていなかったので、8年ぶりくらいということになります。

イメージ 1


学生の頃は、ずっと一緒に演奏もしていましたし、リハもたくさんしていました。
ですので、8年ぶりに会っても、普段と変わらずという具合です。

そして、また近いうちに演奏しようという話に及びました。
色々と新しい試みもしてみたいので、楽しみですね。

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