2013年10月

さあて、この格好で何を弾きましょうか・・。

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これを舞台衣装にして欧米演奏ツアーをしたら目立つだろうな・・・。

10月20日に行われたベトナムハノイ市タンロンホールでのコンサート。

現地のテレビで放送されたそうです。

それが報道関係などの番組で一部だけ紹介されたのか、コンサートを丸々放送されたのか。
まさか、昼のワイドショーということはないと思いますが(笑)

とても嬉しく思います。

ギター関係の全ての予定を無事に終えて、帰りの飛行機は深夜便でしたので夜までは一日観光となりました。

観光したのは、「ハロン湾」
ハノイから車で4時間ほどの所に位置する世界遺産です。

港で船を一艘貸切で利用し、3時間弱のクルーズに出かけました。

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席はテーブル席で全部で40席ほどあったでしょうか。
シンプルですがなかなかおしゃれな内装です。

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この内装の部屋の上は、外側から階段で上がってベンチに座りゆっくり風に当たりながら景色を楽しむことも出来ました。
船には調理人も同乗していて海鮮料理も出てきました。

出港してから少しすると、どこからともなく小さな船が何艘か寄ってきました。
左舷を見ると、小さな赤ん坊を乗せた船が近づいてきます。

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みるみるうちに迫ってきて、本船の甲板の左側にピタリと付けました。
何気に見ていましたが、すごい操船技術だと思いました。

そして、そうこうしているうちに船員がこちらの船に乗り込んできました。
別に海賊という訳ではありません。

彼らが獲った海産物を売りにきたのです。

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カニ、牡蠣、しゃこが入れ物にいっぱいでした。
私たちはしゃこを買って船の調理人に調理してもらいました。
約20センチくらいはあるしゃこは、とても美味しかったです。


料理を食べていると、沢山の島々が迫ってきました。

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下の写真の2つの岩はハロン湾のシンボル的な岩だそうです。

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しばらく行くと、洞窟のある島に着き見学しました。

忙しい旅の最後は、のんびりとした観光で締めくくりました。

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盛りだくさんだった旅なので、ブログではごく簡単にしか紹介できませんが、ぜひまた行ってみたいと思いました。

10月20日、ハノイ市タンロンホールでのコンサートが私たちの演奏ツアーの最後のコンサートでした。

これまでの演奏は、私のジョイントリサイタルが2つ、日本語学校関連でのレクチャーコンサートが2つでした。これ以外にコンサートではありませんが、交流としての演奏もいくつかありました。

20日のタンロンホールでのコンサートは、日本のメンバーが主体となっての演奏です。演奏曲も日本の曲メインではなく、普段練習しているレパートリーから。
とりあえず、腹が減っては演奏は出来ないのでリハーサルの合間を縫って腹ごしらえです。

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コンサートの最後には、ハノイのギタリストNguyen Van Phucさんと2重奏を演奏しました。演奏した曲は、佐藤弘和さんの花曲から予感と友情です。

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皆さん、ソロや2重奏など演奏しましたが、どの演奏も今まで聴いたなかで一番良かったと思います。

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コンサートは午後8時に始まり、終演は10時半くらいになっていましたが、本当に良いコンサートになったと思います。

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ベトナムツアーの記事はこれを含めてあと3つほどになります。

10月19日の午前中は、小観光を行いました。行った先は文廟(孔子廟)。約1000年前に建てられたもので、屋根の瓦一つ眺めてもその歴史を感じることが出来ます。

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施設の奥では民族楽器の演奏が行われていました。
また、アオザイという民族衣装を纏った学生が沢山おり、何かの行事かなと思って案内役の方に聞いたところ、6月頃の卒業時の記念写真をこの時期に撮りに来る学生がいると説明をしてもらいました。

なかには、写真集をとるアイドルのようにポーズを取ったりしながら専属カメラマンと撮影している学生もいました。

我々は・・・・!!
普通に記念写真^^

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それから、チェ(CHE)の美味しい店に。

ココナッツミルクに果物やタピオカの様なもちもちっとした具材が入っている美味しいデザートです。
私が食べたのは、「バナナマンゴーのCHE」。

甘くておいしかった~(笑)

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スイーツを食べるのに夢中になり、写真を撮るのを忘れてしまいました。代わりと言ってはなんですが、CHEの店の2階から撮ったショットです。↑↑

夜は、ハノイの文化センターで現地のギターリスト、Nguyen Van Phucさんとジョイントリサイタルを行いました。

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舞台にはソビエトとベトナムの国旗の象徴、それからホーチミン氏の肖像が飾られています。このような舞台で演奏することが出来るのは、気が引き締まる思いがしますし光栄に思いました。

前半は、Phucさんが演奏していきますが、ベトナムでのコンサートは休憩がないので前半が終わると立て続けに私の演奏になります。
舞台裏では、誰も呼びに来てくれる人はいないので自分で舞台の進行を窺います。
今までの経験上、裏方が呼びに来てくれるのは日本だけの気がするのは私だけでしょうか。

そんなこともあり、前半の様子を見に客席の後ろにそっと入りました。

すると・・・・

皆が私を注目!!

おいおい、私でなくPHUCさんの演奏を見てくれ~と思いながら客席脇に立っていました。
ところが、少し立っていると、女性が客席から立ち上がって近づいてきます。

なんだなんだ??

と思っていると・・・

「姪と写真を撮ってもらえますか?」

とカメラを出してきました。
これにはびっくり!!

コンサート後に撮ることを約束して自分の演奏に集中しました。
300-400人入るホールは満員。
しかも、普段は途中で半分以上の方が帰ってしまうという中で、終演までほとんどお客さんが帰らなかったことはとても嬉しく思いました。

舞台から控室までは一旦受付のある廊下に出なければならないのですが、演奏が終わってから出ると、人が沢山集まって来てくれて控室に戻れなくなってしまいました。

ここで一番最初に駆け寄ってきてくれたのが、客席で写真を頼んできた女性とその姪っ子さんでした。ほかにもたくさんの方と写真を撮りました。
演奏をして、拍手を沢山もらう時もそうですが、このように皆さんが祝福してくれる時は嬉しさとともにホッとする瞬間です。

写真を撮りサインに応えている合間に、控室の方向に目をやると、私のところよりももっと大きな人だかりがっ!!

アンコールで日本舞踊を舞った佳乃子さんではないか!!

なぬ!!
こっちがメインなのに・・・(笑)

まあ、そりゃあ、自分が客だったらあっちにいくだろうなあ(笑)なんて。

と、こんな感じで、沢山の人と話して写真を撮っているうちに時間が経ち、会場からは閉館だとうながされ追い出されるように会場を後にしました(笑)。

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