日が変わってしまいましたが、三浦隆志さんのギター工房にお邪魔してきました。
ついに楽器が完成しました。
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まず、外見がとても綺麗です。

横と裏板は、ジャカランダ・ロサ(チューリップウッド)。ブラジルの木材で「木の宝石」とも言われているものです。
今回、三浦さんが私だけのために、貴重な材料で楽器を制作して下さいました。

表板がまた素晴らしい。
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見ているだけで時間を忘れてしまいます。

そして、音を出してみました。。
音を出してみて、再び衝撃。。

どうやったらこんなに良い音が作れるのか・・。
力強さ
柔らかさ
色気
遠達性

持ってしばらくは、弾く自分が恥ずかしくなるほどの綺麗な音。
工房では、三浦さんに弾いて見せなければと思いながらも、そんな気分に覆われ、しばしの間たわいもない話で繋ぎ・・・(笑)

気を入れて弾くと、自分の思うように鳴ってくれる。

楽器の隅々まで、色々な工夫がされているようです。→色々とお話をうかがいましたが、それは秘密~。
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今回もハイブリッドハニカム。で、セミレイズドです。
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松の単板の音の成分は最大限発揮され、さらにそれをハニカムが引き立てる。
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ブリッジも凄いな~~と思いながら眺めています。

さて、この楽器の名前ですが、「Crux」という名前が付けられました。「南十字星」だそうです。
どうしてこの名前を名付けたのか尋ねてみました。
自分でここに書くのは少々むず痒い気もしますが、嬉しい内容でしたので紹介いたします。
それは、私の印象からこの名前になったということでした。南十字星は、自分たちの住む北半球からはなかなか見ることが出来ないが、地球の裏(南半球)に行くととても輝きを放っている。そのイメージが私と重なったのだそうです。

なんとも嬉しい。

三浦さんには沢山演奏を聴いていただき、活動内容も知っていただいています。また、音楽以外の話なども何年も重ねていて、私の事を知っていただいている。私が楽器を弾いていると、微妙な感情の変化なども音から感じ取ってくださる、数少ない私の理解者でもあります。

ですので、この「Crux」の名前、聞いてすぐにとても好きになりました。

さて、この楽器。
デビューの舞台は3月の金沢にしようと思っています。
金沢のレッスン会は、定員越えをしてしまったようで、既に募集を締め切っております。
ミニコンサートの方は、希望される場合は大丈夫だと思いますので、私にご一報いただけたらと思います。

そして、関東デビューは・・・
4月13日、松岡滋さんと一緒に行うコンサートにする予定です。こちらは、詳細が決まり次第お知らせいたします。