コンクールの審査員を依頼されて審査に参加をすることが時折ありますが、コンクールに限らず、人をジャッジすることに微妙な気持ちを抱いてしまいます。

「催し物」として捉えると、会も盛り上がるでしょうし、自分自身の目標やその先の指針の目安にも出来るメリットもあると思います。

現に、自分も若い頃はいくつものコンクールに挑戦していました。そんな場で嬉しい順位を貰えると純粋に嬉しく感じていました。

ここ数年で音楽やそれ以外のことなど、様々な面で第3者がジャッジするというような場面を目にすることもありましたが、考えれば考えるほど審査員という役は出来ないという感覚になります。

自分がしている分野では、コンクールなどでの審査員、そして、社会に目を向けると裁判などありますが、勝者の向こう側には必ず敗者がいます。こんなことは言わなくても誰でも分かっていることですが。。

どんなレベルでも、一人一人にそれぞれ長い時間をかけて準備を行い闘いに挑む理由や目的があります。

闘う内容によっては、結果により、その先の将来が変わってしまうこともあります。

勝敗が一目瞭然のスポーツの特定の競技ならよいのですが、勝敗が物理的にはっきりとしないものに判断を下すことに、自分は向いていないと感じてしまう今日この頃です。

頭の中で、世界で一つだけの花、が流れます。