昨日の3月21日、タンゴトリオ「A.R.C.」の初のCDの発売記念ライブが無事に終了しました。

2010年に結成したので、結成6年。
旗揚げ公演は、2011年だったのでデビューから5年目です。

旗揚げ公演は、予定では3月13日でした。
しかし、その2日前の3月11日に東日本大震災が発生したので、7月に延期になりました。

震災の瞬間は、旗揚げ公演のためのリハーサルの真っ最中でした。
「ラ・トランペーラ」を通しているときに揺れ始めました。

そばにあったグランドピアノが行ったり来たりとかなり動き始めたので、ようやく外に避難。
逆に言えば、その時点まで、「もうそろそろ揺れも収まるだろう」と皆が思い、通し演奏をし続けていたのです。

揺れる地面は、ゴムボートの底のようにグニャグニャになっている感触で、足踏みしたら地面に穴が開くかと思ってしまうほど・・。

旗揚げ公演が、4か月ほど延期になってしまったので、その時点で決まっていた他のコンサートいくつかは、旗揚げよりも前になってしまったということもありました。
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録音は、昨年の10月下旬。

ミュージック・プラントの大谷さんは、録音も編集も素晴らしく、出来上がってくるのが楽しみでした。
発売が昨日で、私がCDを受け取ったのも昨日。

で、昨日は、演奏後も誘われたライブがあり見に行ったりしていたので、実際に出来上がりCDを聞いたのは今日の午前中です。

何年も演奏して熟成させてきた曲たち。
是非、皆さんに聴いて貰えたら嬉しく思います。

収録曲は以下です。

1.カミニート
2.淡き光に
3.ジーラ・ジーラ
4.インスピラシオン
5.チキリン・デ・バチン
6.忘却
7.リベルタンゴ
8.首の差で
9.想いの届く日
10.スール
11.ラ・クンパルシータ

どれも名曲ですね。

メンバーは・・・
A.R.C.
山下亮江(ボーカル・パーカッション)
啼鵬(バンドネオン・アレンジ)
角圭司(ギター)
です。

このCDでは内包のブックレットに山下さんが各曲の歌詞を訳して掲載しています。
とても、綺麗な曲なのに、歌詞がドロドロだったり・・・。

これぞタンゴというところでしょうか^^

例えば、「首の差で」なんかは・・・
とても綺麗な曲なのですが、訳を見ると・・

素晴らしい馬が、ゴール直前で立ち止まりやがって首の差一つで負けた・・とか、それだけでなく、愛を誓っていた女も裏切りやがって・・・。

というような内容。

タンゴは、振られた男の、女に対する恨みつらみだということをMCでよく聴いているけど、本当にそうなのだなあと思ったりします。

昨日のライブには、ラテン音楽にとても詳しい茨城放送の飯田さんにも駆け付けて頂き、終演後、私のギターが数年前よりも大分タンゴらしくなってきたとお褒めの言葉を頂きました。

これからも、もっともっと、ドロドロしたタンゴになるように(笑)修練を積んでいこうと思います。
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終演後にメンバーで。

レコ発に駆け付けて下さった皆さま、CDをご購入いただいた皆様。
どうもありがとうございました!!