11月16日は朝からバスでセビーリャからグラナダに移りました。16日はこのツアーで数少ないオフの日です。グラナダにはギターファンには是非とも足を運びたいと思うアルハンブラの宮殿があります。スペインを訪れるのが初めての私にとってももちろんとても楽しみでした。
そういえば、スペインでは、午前7時くらいでも日が昇らずあたりは明るくなりません。8時近くになってようやく明るくなってくるのです。

大きな町と町の間は広大な大地の中をバスは駆け抜けていきます。途中山全体にひろがるオリーブ畑を見ました。

オリーブは大きくておいしい実を育てるには木も年月をかけて育てる必要があるらしく、その為には何代もかけなければいけないそうです。
グラナダについて街を散策する組と、アルハンブラ観光組に分かれました。
アルハンブラに入るとまずヘネラリーフェへ。糸杉がきれいに剪定されていて素晴らしかったです。糸杉の間を通って行くと、見たことのある景色にたどり着きました。
アルハンブラに入るとまずヘネラリーフェへ。糸杉がきれいに剪定されていて素晴らしかったです。糸杉の間を通って行くと、見たことのある景色にたどり着きました。

ヘネラリーフェの建物からグラナダの街を眺めることができます。

さらに宮殿を眺めるとこのような感じに見えます。11月のグラナダは、雨になることがとても多いらしく、このように晴れたことは珍しいと聞きました。とてもラッキーな天候に恵まれました。

宮殿内は、日本語が堪能なスペインの方がガイドをしてくれましたので、とても分かりやすかったです。ヘネラリーフェを見学した後アルハンブラ観光組で写真を撮りました。

宮殿は、外側から見るとシンプルですが、内装はとても豪華な装飾になっています。これはガイドさんから聞いた内容ですが、イスラム文化では外側はシンプルにして、中身を充実させることが良いという発想があるようで、それは人間も同じですよね、と話していました。そのとおり、宮殿内は素晴らしい装飾ばかりでした。
そして、とても有名なアラヤネスの中庭を見たときはとても感動しました。

アルハンブラ宮殿を見学した後の昼食では、ギター制作家のアントニオ・マリンさんとご一緒しました。とても柔和な方でした。

私はスペイン語を話すことは出来ないのですが、いくつか語呂合わせで覚えることが出来るかどうか試してみました。
「ありがとうございます」は「ムーチョ グラシアス」ですよね。
この程度は知っていましたが、語呂合わせを考えてみました。そこで思い付いたのが・・・
この程度は知っていましたが、語呂合わせを考えてみました。そこで思い付いたのが・・・
「務所暮しです」
・・・・
もっとまじめにスペイン語を覚えろ!!といったところですが、なんと!!
これが通じたのです。ただはっきり言いすぎると通じなかったので、語尾を少し小さめにしていったところ、「デナラ」(どういたしまして)と言葉が返ってきました。
これが通じたのです。ただはっきり言いすぎると通じなかったので、語尾を少し小さめにしていったところ、「デナラ」(どういたしまして)と言葉が返ってきました。
さらに他にも何か考え付かないかなと思っていると、タクシーの中で誰かが「カジェ・デ・クリティーナ」と言いました。そこで私が「風邪で薬欲しいな」というと、運転手はきょとんとしていました。
これは失敗だったようです。
くだらないですよね。^^
これは失敗だったようです。
くだらないですよね。^^
さて・・・
昼食後は、セゴビアが叔父の家に滞在していたころギターの練習をしていたという広場に行きました。

この広場からアルハンブラ宮殿を眺めながらギターを弾いていたのかなと思うと、なんだかぞくぞくします。
スペイン行きも数日経ってくると、仲間と大分打ち解けてきます。みなさんとてもよい人ばかりで、とても楽しい旅になりました。

夕方は一人で街を散策して貴重なオフの時間を過ごしました。
スペイン演奏旅行記、まだ続きます。