11月15日は午前9時の新幹線で、セビーリャに向かいました。

 マドリッドに滞在していたホテルは新幹線が出るアト-チャ駅から歩いて10分ほどですが、荷物が多くあるのでバスを頼んでありました。バスが来る予定時間は8時。

 しかし、8時を10分程過ぎても来る気配がありません。付き添いの方が確認のために電話をすると、日本の旅行会社のミスで、9時になっていたのです。あと少しで大変なことになるところでした。なんとか間に合う時間にバスに乗り込み、アト-チャ駅に向かいました。


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駅では日本と違い荷物検査があります。まるで空港のようです。


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マドリッドはスペインの中央に位置していて、セビーリャは南西部にあります。そこまで約2時間30分の列車の旅。世界の車窓からみたいな光景ですね。


セビーリャに着くと少し観光をしました。
最初に行ったのは、スペイン広場。


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1929年に行われた万国博覧会の会場の施設として建設されたものです。広大な敷地です。下の写真は大きくカーブしている回廊です。


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回廊の途中部分で記念撮影。

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回廊の中央部分から柱が入るようにして中庭を望むひとコマです。

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そして、建物の両端には塔が建っています。

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スペイン広場を見学した後は、少し移動してヒラルダの塔と大聖堂を見に行きました。

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 塔と大聖堂は同じ敷地に作られており、イスラムとキリストの混ざったいかにもスペインならではの場所です。観光組は、ヒラルダの塔に登ったようですが、私はその日の夕方から演奏があるので、登りませんでした。
なにせ、高さが97メートルもあり、階段を上っていくそうです。一日オフでしたら上ってみたかったです。次回の楽しみにしておきましょう。
 
しばらくしてから皆合流し、バスが迎えに来るグアダルキビル川沿いの道で時間をつぶしました。

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 この道沿いには、すぐそばに闘牛場がありました。中に入る時間はありませんでしたが、やはり趣きを感じます。それから街中、馬車が走っていました。

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 普段、演奏する日というのは観光することは滅多にありません。
 しかし、今回のスペインツアーでは観光も同行することになっているのを事前から知っていたため、練習は日本にいる間にしておきました。しかし、やはり、気になるものですね。バスを待っている時間などふとした時に、演奏のことが気になってきます。

 ホテルに戻っても、あまり練習する時間はありません。不安な個所のチェック程度ですぐにコンサートの行われるセビーリャ音楽院に向かいました。
 このコンサートも14日のマドリッドで行われたコンサートと同じ形式で会が進行しました。どのコンサートでもそうでしたが、会場に着いてからも練習する時間はほとんどありませんでした。ウォームアップも程々で「はい、お願いします!」というパターンです。
 開始時間も予定ちょうどに始まるかと思えば、20分くらい押したりとバラバラなので、正直いつ呼ばれるか分からないという状況に近いです。

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 演奏後は、打ち上げです。スペインでは打ち上げは普通行われるようで日本と似ているなあと思いました。というのも、アメリカでは打ち上げをするということが少なかったからです。演奏が終わると即解散というパターンが多くそれが西洋式かと思っていましたが、その印象は今回変わりました。

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マリア・エステルとの共演はここまでで、これから先の演奏では、アンサンブルもマリア・エステルの代わりに加わってほしいということで、マドリッドで楽譜を渡されました。彼女の代わりを務めるという大役ですが、アンサンブルは好きなのでとても嬉しい役でした。