今日は、私のCD[ミ・コラソン」のジャケットに使っている写真についてです。

このCDは一昨年の12月に発売されたのでちょっと時間はたってますが、クラシックのCDなので、あまり出た時期は気にせずに取り上げます。
帰国前にアメリカで録音をして、写真もアメリカで撮る事になりました。


彼と知り合ったきっかけがまたひょんなきっかけでした。
アメリカに持っていっていたものの中に、伊万里のそば猪口がありました。それを帰国の際にオークションで手放そうと思い、ネットに載せたのです。そこで問い合わせてきたのがカーティス。

「その伊万里はいつごろの?」
「ずっと日本に住んでたんだ」

ということで応答を何度か繰り返しているうちに、彼が近くに住んでいることが分かり、パーティに呼ばれることになったのです。お互いにフォトをやっているとか、ギターをやっているということとは関係なしに知り合いに意気投合しました。

もうすぐに帰国してしまうことと、CD制作の計画中だということをいうと、じゃあ写真撮ってあげる!といってくれたのです。彼はこれまでに、マドンナやアンディ・ウォッホル、日本では数多くの著名な芸能人を撮ってきている人です。
ポートレートはここで見ることが出来ます。
http://www.curtisknapp.com/DOCUMENTS/main_front_index.html



後日撮影では、ファンキーな服を持ってきて、といわれたので、普段演奏で着る服と、カウボーイシャツがあったので持って行きました。彼はカウボーイシャツを見て「おいおい、本当にファンキーなのを持ってきたね」と大笑い。


撮影は彼の実力を思う存分見せてもらいました。12枚のフィルム1本で3種類のショットを撮ってしまったのです。1-2枚シャッターを押して、「はい撮れた」だって、、。かれは古いカメラを使って、撮るのが好きなようで、撮ったときにはデジカメのように画像の確認は出来ないのです。だけど、1-2度シャッターを押しただけで決めてしまうその実力はさすがだと思いました。


こちらも撮られながら、どうやって撮るのかなと観察していると、私がまばたきするまで撮らないんですね。まばたきした瞬間にシャッターを押すんです。

彼いわく「なぜか写真を上手く撮れるからこの仕事をはじめた」そうです。天才肌ってやつでしょうか。


彼のホームページに私のCDジャケットもどこかにあります。ぜひぜひ探してみてくださいね。