2011年10月

昨日、現代ギターGGサロンで東京ギターカルテットのコンサートを行いました。

プログラムは

•雨のあるキューバの風景、トッカータ(ブローウェル)
•げんこつ山の一夜(藤井敬吾)
•やまと幻想(佐藤弘和)
•喜歌劇“こうもり”序曲(シュトラウスII世)
•ハンガリー舞曲第5,4,6番(ブラームス)
•ノルウェー舞曲第1,2番(グリーグ)
•鐘の響(ペルナンブコ)
•イパネマの娘(ジョビン)
•ラ・クンパルシータ(ロドリゲス)
•「組曲くるみ割り人形」より葦笛の踊り、花のワルツ(チャイコフスキー)
 

でした。

沢山のお客さまにお越し頂き満員になりました。

どうもありがとうございました。

新CDについて


現在、新アルバム「音彩」の制作中ですが、内容についてご紹介します。

ギター文化館には銘器が数多く収蔵されています。そのうちの5本を今回のCDにしています。
楽器は、アントニオ・デ・トーレス、マヌエル・ラミレス、サントス・エルナンデス、ドミンゴ・エステソ、マルセロ・バルベロです。

プログラムは

*アントニオ・デ・トーレス(1882)
 マリエータ(タレガ)
 マリア(タレガ)
 ロシータ(タレガ)
 アルハンブラの想い出(タレガ)

*マヌエル・ラミレス(1905)
 アデリータ(タレガ)
 ラグリマ(タレガ)
 アラビア風奇想曲(タレガ)
 クリスマスの歌(バリオス)

*サントス・エルナンデス(1924)
 ドビュッシーの墓に捧げる讃歌(ファリャ)
 前奏曲(ヴィラ・ロボス)
 エストレリータ(ポンセ)

*ドミンゴ・エステソ(1923)
 大聖堂(バリオス)

*マルセロ・バルベロ(1936)
 カディス(アルベニス)
 アストリアス(アルベニス)

です。どの楽器も1900年代前半までに制作された制作家・楽器であるので、当時の音を少しでも再現するためにガット弦を使用しています。ナイロン弦は1950年代に発売されたんですよね。そして、それに合わせて、調弦も当時多かったとされる435hzにしています。
そんなことから、現在のギターの音よりは少し低めの調弦ということになります。

2005年に帰国してギター文化館でレッスンやコンサートをするようになりましたが、以前からやってみたいと思っていた内容の録音が実現し、仕上がりがとても楽しみです。

11月末に発売予定の新しいCDのタイトルが決まりました。


「音彩」 ねいろ


です。

ギター文化館の銘器5本(アントニオ・デ・トーレス、マヌエル・ラミレス、サントス・エルナンデス、ドミンゴ・エステソ、マルセロ・バルベロ)を使用していますが、それぞれの楽器の彩、曲の彩などを念頭に置いていった結果、「音彩」となりました。

お楽しみに!!

現代ギター誌にテクニックレシピというコーナーがありますが、12月号から4回にわたって連載をいたします。


記事に準拠したビデオもyoutubeで配信されるかと思いますが、その収録を行いました。

私は右手の弾き方についてをいろいろと解説していきますが、第1回目はまず全体の姿勢と爪について取りあげます。

左手もそうですが右手もきちんとした姿勢でしっかりとした音を出すには、まず、基本の姿勢が不可欠です。
そして、爪もきちんとしていなければ、綺麗な音を出すことは不可能です。


しかし、受け持っている2ページではとても細かいところまで説明するには足りません。そんなことから、内容は簡潔版となっていますが、最小限の内容は盛り込んでいるつもりですので、大枠は捉える事が出来るかと思います。

もちろん、それぞれの演奏者に細かく的確にアドバイスするためには、実際に一人一人向かい合っていかなければいけませんが^^

現代ギターの来月号をお楽しみに!

昨日は、レッスンの終了後ホマドリームで次号の雑誌の掲載編曲譜の録音をしてきました。

次号には、2つのマンドリンのための協奏曲から第1楽章が掲載されます。

テンポが速いうえに、合わせも昨日の録音前に1-2度確認程度のみ。そして録音開始です。作業には相当の集中力が必要になります。


そして、今日はギター文化館に行き、新アルバムの打ち合わせをしてきました。


音源はすでに仕上がっています。

お楽しみに!!

↑このページのトップヘ